阿蘇神社 伝孝霊天皇9年(BC282年???)創建 ※上古天皇の在位年と西暦対照表の一覧より
青井阿蘇神社 806年(平安時代前期)創建
せっかく「出張編」を設けたので、この際、行ったまま放っておいたネタをまとめて放出!
今年3月、みぞれ混じりの寒さの中、蚤の市遠征ついでにお参りしてきた阿蘇神社。
寒くて寒くて蚤の市やお参りどころじゃなかったんだけど、そんなことは置いといて…。
近年、強力なパワースポットとの呼び声が高い阿蘇神社。
そんな有り難い神社なら阿蘇五岳か外輪山の山腹にあって、苦労しなきゃお参りできないような小さな山岳神社かと勝手に想像してたんだけど、そんなことは全然なくて、いやいや、なんとも立派なお社でした。
さてさて、その阿蘇神社。
神武天皇の孫で、阿蘇開拓神話のヒーロー・健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめとする阿蘇十二明神を祀っていて、健磐龍命の子孫が阿蘇国造となり、阿蘇神社の大宮司を世襲し、後の阿蘇氏に繋がっているらしい。
肥後の一宮なので、それがこのあたりの地名「一の宮」の由来になってるんでしょう。
なんとも立派な楼門は江戸時代に肥後細川家によって再建されたものだとか。日本三大楼門の一つだそうで、筥崎宮の楼門もその一つ。神社の楼門で二層というのは珍しいらしく、仏教の影響があると考えられるらしい(筥崎宮は二層とは言わないのかな?)。他の門とともに国の重文に指定されている。 参道はここから正面に延びるのでなく、左右に延びている。横参道という珍しいものだそうで、左(南)は阿蘇の火口に、右(北)は国造(こくぞう)神社に続いているらしい(国造神社もパワースポットとして人気らしい)。 |
阿蘇神社の額。ハト除けの網の外にかけてあるあたり、気が利いてます。 |
楼門奥にある拝殿。この奥には別殿(諸神殿)がおわしまする。宇佐神宮もそうだったけど、中央が偉いという訳ではないんですね? | |
左手にある一の神殿。健磐龍命をはじめ五柱の男神が祀られている。右奥に見えるのが別殿。 | |
右手にある二の神殿。五柱の女神が祀られている。左奥に見えるのが別殿。本殿はどれも重文指定。 |
これがパワースポットとして人気の願かけ石。石を3回なでながら願い事を唱えると願いが叶うらしい。ほかに縁結びの松というのもあって、男は左から2回、女は右から2回まわるとご利益があるそうな。 |
阿蘇神社は全国に523、九州だけでも509もの分社があるそうで、だいたいが開拓地の神様ということだそうな。
そのうちの一つが阿蘇の南(といってもずいぶん遠いけど)の人吉にある青井阿蘇神社。
最後にお参りしたのはもう1年半前のこと(仕事のついでばかりで申し訳ない)。
こちらは楼門・本殿・幣殿・拝殿などが国宝に指定されています。
上が楼門、下が拝殿。どちらも茅葺きで味があります。本殿は銅板葺きらしい。 |
阿蘇神社
熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
青井阿蘇神社
熊本県人吉市上青井町118
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