風花が舞う寒い日が又やってきました。
20日はトランプ政権が発足。
22日は、大相撲初場所が終わり、稀勢の里が優勝。応援していた錦織君は健闘の末、フェデラ-に惜敗。真に残念!!
新聞によると、トランプ氏の言動を、”Populism(ポプュリズム)”と呼ぶと言う。
人々の願望、不満、不平に働きかけ、人気を得る事だそうだ。
愛国心第一で、移民、難民を排除する考えは、同じ人種に於いても、社会的弱者、ハンデを持つ人、性的障害を持つ人等を認めない、につながるかもしれない。
そして、影響を受けたヨ-ロッパ諸国も国益中心主義に傾きそうな様子。
自国優先で他国の事を考えない、異なった人種を認めない、受け入れない。
平和な世界がじわじわと崩れていきそうな不安に駆られる。
争いの解決は、対抗するのはなく、対話が大事と言っている。大きな世界の問題では無く、自分の胸に手を置いても思い当たるふしがある。
さて・・・・・・
大宗匠は、お茶を世界平和のかけはしに役立てたい、とのお考えで邁進されている。
一服のお茶は心を和ませてくれる。
日々のお稽古をする中で、心の安らぎと付け加えて、日本の中世の和歌、百人一首も含め、勉強して行こうと思う。
メンバ-の中には、そんな教養とっくにお持ちの方もおられるとは思うけれど、私を含め、若干そちら方面が弱い方、一緒に勉強して行きましょう。
と言うことで・・・・・
2月にふさわしい3首を紹介します。
① 「朝ぼらけ有明の月とみるまでに吉野の里に降れる白雪」・・・・・坂上是則(さかのうえこれのり)
*あさぼらけ…夜明け方 *有明の月・・・夜があけてもまだ空に残っている月 *みるまでに・・・思われるくらいに
*吉野の里・・・奈良県吉野町、奈良時代より離宮があったところ
② みよし野の山の白雪つもるらしふる里さむくなりまさるなり・・・・・坂上是則
③山里は冬ぞさびしさまさりける人めも草もかれぬと思へば…源宗于朝臣(みなもとのむねゆきあそん) *平安時代の歌人、朝臣は敬称
*冬ぞさみしさまさりける・・・・冬は一段とさみしい
*ひとめ・・・人の目、人の姿
*かれぬと思へば…人の姿も見えなくなり、草も枯れたと思えば
お茶を通し、心も頭も磨いていきましょう!
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