甥は、東灘区のマンションにいた。神戸大学の学生だった。
両隣は完全崩壊していたという。やっと連絡が取れたのは夜だった。
京都へ買ったばかりのバイクで向かい、愛知県の姉宅経由で帰省した彼は、
明らかに不安定だった。クラスメイトが「6人死んじゃってさぁ」と、
あっけらかんとして言った。何年も経ったある日、そのことを伝えたら、
自分では気付いていなかったけれど、他にも同じように言われたと。
後日置いてきたバイクを取りに行ったら盗まれていて、ローンが残った。
いろんな哀しい話を聞いた。でも、彼の奥底にあることは分からない。
そんな彼は、小学生と年長さんの子煩悩な父親になっている。
命の大切さを心に刻んだ彼は、優しく、頼もしい。
私の自宅が震度6に遭うなんて、このときは想像だにしていなかった。
震度の割には被害が少なくて済んだものの、他人事じゃないと思い知らされた。
明日は我が身なのよね。誰もが。人の痛みを察する自分でありたい。
そして、その甥たちも出席した法要が、13日にあった。
昨日16日は母の二回目の命日だった。もう三回忌を迎えたのだ。
母のことを書こうと、昨夜何度試みても、病状経過になってしまった。
私のジュリー道を、応援していてくれたことだけ書きたいのに。
2012年1月13日金曜、私はジュリーに逢いに京都に行った。
翌14日急変し、15日は眠り続け、16日月曜未明に旅立った。
22日日曜初七日の法要を済ませたら、義姉が私の背中を押してくれた。
母が私をジュリーに行かせようとしてくれたのだと。
23日月曜出勤して、翌24日武道館に向かった。
私の青春の忘れものを取り戻しに、母は行かせてくれたんだ。
母は不思議な人だった。ジュリーに関して、何かを持っていた。
ジュリーがTVに出ていると、全く関係ないところにいた母が
私に話しかけにくることが頻発して、いつも母は苦笑いしていた。
聴こえても、見えてもいないのに、出た途端母の足音が聞こえ出し、
父と2人、ほら来た!っと。ビデオなんてなかったから、当然シーっ!
それはもう、タイガースの頃からだから、筋金入り!
おかあさん、あれは何だったの?。そろそろ教えてくれてもいいかな?
両隣は完全崩壊していたという。やっと連絡が取れたのは夜だった。
京都へ買ったばかりのバイクで向かい、愛知県の姉宅経由で帰省した彼は、
明らかに不安定だった。クラスメイトが「6人死んじゃってさぁ」と、
あっけらかんとして言った。何年も経ったある日、そのことを伝えたら、
自分では気付いていなかったけれど、他にも同じように言われたと。
後日置いてきたバイクを取りに行ったら盗まれていて、ローンが残った。
いろんな哀しい話を聞いた。でも、彼の奥底にあることは分からない。
そんな彼は、小学生と年長さんの子煩悩な父親になっている。
命の大切さを心に刻んだ彼は、優しく、頼もしい。
私の自宅が震度6に遭うなんて、このときは想像だにしていなかった。
震度の割には被害が少なくて済んだものの、他人事じゃないと思い知らされた。
明日は我が身なのよね。誰もが。人の痛みを察する自分でありたい。
そして、その甥たちも出席した法要が、13日にあった。
昨日16日は母の二回目の命日だった。もう三回忌を迎えたのだ。
母のことを書こうと、昨夜何度試みても、病状経過になってしまった。
私のジュリー道を、応援していてくれたことだけ書きたいのに。
2012年1月13日金曜、私はジュリーに逢いに京都に行った。
翌14日急変し、15日は眠り続け、16日月曜未明に旅立った。
22日日曜初七日の法要を済ませたら、義姉が私の背中を押してくれた。
母が私をジュリーに行かせようとしてくれたのだと。
23日月曜出勤して、翌24日武道館に向かった。
私の青春の忘れものを取り戻しに、母は行かせてくれたんだ。
母は不思議な人だった。ジュリーに関して、何かを持っていた。
ジュリーがTVに出ていると、全く関係ないところにいた母が
私に話しかけにくることが頻発して、いつも母は苦笑いしていた。
聴こえても、見えてもいないのに、出た途端母の足音が聞こえ出し、
父と2人、ほら来た!っと。ビデオなんてなかったから、当然シーっ!
それはもう、タイガースの頃からだから、筋金入り!
おかあさん、あれは何だったの?。そろそろ教えてくれてもいいかな?