イサカM37 (Ithaca Model 37) はアメリカのイサカ・ガン・カンパニー (Ithaca Gun Company) 社によるショットガン。
完成は1937年。弾薬を装填するローディングゲートと空薬莢を排出するエジェクションポートを共通にすることでフレーム開口部を下部だけとした分、肉厚を薄くすることができ、軽量化に成功した。軽い散弾銃だったため、「フェザーライト」と呼ばれた。
長きに渡って警察の車載用ショットガンとして使用され、ベトナム戦争では南ベトナム解放民族戦線のトーチカや地下トンネル内の戦闘(トレンチガン用途)に重宝された。
また、自動小銃などのアサルトライフルの下部に括りつけ、インドアエントリーの際などにドアノブを吹き飛ばすための「マスターキー」としても使われた記述がある。
写真はKTWの初期ロットの固定ホップバージョン。インナーバレルが長いためハイパワー。
確かに軽く、そこそこの精度があって、ちょっとしたスナイピング用途にも向きます。
この銃のネックはマガジンで、昔ながらのスティックマガジンに46発入るが、ビュレットストッパが外れると全部放出されてしまう(フォロアースプリング強すぎ)。複数のマガジンを安全に携行できれば良いのですが。