バレット・ファイアーアームズ社が開発・製造している大型の狙撃銃である。軍事目的で開発されたため、兵士が一人で運用できる重量や操作性と火力の両立を目指している。ヘリコプターのローター部分や装甲車の薄い装甲部分などにも損傷を与えられるよう、ブローニングM2重機関銃等で使われている12.7mm×99弾を使用する。焼夷弾と徹甲弾の他、炸裂弾の効果を併せ持つRaufoss Mk 211も使用される。
12.7mm×99(50BMG)弾は、約40g以上あり、初速800m/s以上で発射される為、その反動が強大で射手の負担を軽減する為に、銃口部に大きなマズル・ブレーキを装着させ反動を横方向に逃がすと共に爆風によって起こる土埃から射手の位置の発見率を低減させている(尤も、砂漠などの環境では砂埃で丸見えになるが)。
特殊作戦においては強力な貫徹力が壁越しの対人狙撃に有効な為特殊部隊では重宝されている。しかし50口径弾の対人狙撃は、その強力な衝撃力からあまりにも非人道的として国際法上の問題から禁止されている。
大元の原型であるM82は1982年に開発され、1986年には改良型のM82A1が開発された。過去に対戦車用として同口径の弾薬を使用するライフルが存在したため対戦車ライフルと表現されることもあるが、現在配備されているような戦車の装甲を貫くことはできず、陣地、軽車両を標的とした対物ライフルに分類される。
このM82を、運搬しやすいよう小型軽量化し、ブルパップ式を採用することで全長を短縮したのがM95。それをさらに簡略化、軽量化したものがM99。M95と同様にボルトアクション式で、弾倉が廃止された単発の狙撃銃となっている。命中精度は非常に高く、1000ヤード(約915m)での着弾範囲が4.09インチ(103.88mm)以内に収まったという世界記録を持つ。
写真はお中華SWのコッキングライフル。側は非常に頑丈なスチールプレートで、とにかく重い。バレルはアルミいの多分鋳造品。全体に大柄なボディにマルゼンAPS2の機関部を丸ごとコピーしてボルト止めしてあります。
APS2準拠ということで、精度の高い社外品を組み込むこともできますが、何か全体に歪んでいたり、ネジ切りがまっすぐじゃなかったりで、カッチリした出来ではありません。この微妙に精度が出ていないところがお中華の醍醐味なのでしょう(シアをトリガー連動のエレベータで押すなんてのは止めてね)。精度出すには、かなり気合の入ったチューンは必要な気がします。
M82の電動買っちまおうかな。
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