てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

未来世紀ブラジル

2005年03月10日 | 映画、TV
レンタルDVDです。有名なSF映画ということで、名前はよく知っているけど、内容に付いては、全然知らないままに借りました。

goo映画 未来世紀ブラジル DVD情報
ちなみにここの「あらすじ」、読んだけど意味不明ですね。もう少し、内容を消化した上で書かないと。。
映画を観た人しか読まないという前提で書いているのかな。


いつもレンタル映画を観終わると、『みんなのシネマレビュー』で色々な人の意見・感想を読むのを楽しみにしています。
今回も読んだんですが、これほど評価が分かれる映画も珍しいなと思いました。


最初のシーンで登場するプリンターがインクリボンタイプ。というか、自動タイプライターみたいな感じ。
そして、妙に古めかしい服装。
小さな端末モニタ(ブラウン管みたい)に、その昔家庭にもあった拡大鏡、大量の紙。
あれぇ?
この映画、古いとは思うけど、そんなに古い映画なのかな?と思って観ました。
結局、1985年制作なので、それほど(映画で描写されているほど)古くはない、あのスタイルは、故意ですね。

設定は、よくあるアンチ・ユートピア物という感じ。
(よくあるっていうと、気の毒かも。今でこそありふれていると感じられるけど、1985年だったらどうか。)
それに主人公の妄想が絡む。
主人公の妄想は、笑ったけど、この人の行動は子どもっぽかったですね。


今までも少しネタバレしてるけど、もっとネタバレします。


映像は、良かったです。
暖房設備修理人(もぐりも正規も)も良かった。
主人公が乗る一人乗り自動車も素敵。
そのほか、細かいことを言い出したらキリがないけど、全体に小道具、小ネタが効いていました。

でも、一番秀逸なのは、あのラストと明るく軽妙な主題歌ですね。
ラストがどーんと胸に応えます。
ところで、なにが「未来世紀」でなにが「ブラジル」なんだか。
てっきり、舞台はブラジルかと思っちゃいましたよ。
違うんですね。
時代設定は、20世紀だし。
ブラジルって、主題歌のタイトルだとか。
うーん、なるほど。邦題の「未来世紀」は余分だけどね。

久しぶりに、手ごたえのある映画を観たなって感じ。
疲れました。
143分だったからかもしれないけど。。。


あ、そうだ。
映画を観終わってから、デ・ニーロが出ていたことを知りました。
あの一人だけかっこいい暖房設備修理人タトルだったんですね。。。。

監督は、テリー・ギリアム。
ほかには「12モンキーズ」しか観たことないです。
「12モンキーズ」も好き。