そもそも監獄に入れられているって 誰から?
もし、エイリアンor超人類だとするならこのシミュレーションゲームの目的は、何なのでしょう?
この地球の惨状をみて楽しんでいるのでしょうか?
「エイリアンor超人類」の立場で世界を客観的に見ても
人類を監獄に閉じ込めることの合理性をわたしは、見つけることができません。
その立場で思うことは、
ひとつ 「監獄なんかに閉じ込めていないのに まだ、気付かないの?」と
ただ、見守られているような気がするのです。
「天動説」が人々の意識を支配していたとき
地球と月の間になにか通り抜けられない壁があったとしたら
それは、人類が無知だったゆえに「地球と月の間に壁(天幕)がある」と思い込んでいた認識の結果なのです。
認識が存在しない壁(天幕)を存在させたのです。
決して 地球人の宇宙開発を阻止しようとしていたエイリアンが壁を作っていたなんて誰も思わないでしょう。
壁をなくしたのは、「地動説」という宇宙のしくみを理解した『人類の認識の変化』なのです。
この世界が「デジタル監獄」ならばそこに留まるかそこから抜け出すかを決めるのは、人類自身しかいないようです。
まず、この世のしくみが解明されなければなりません。
それが明確に表され人類が共通に理解しているならば この世界は、もっと美しいはずです。
「天動説」から宇宙の概念を変えたのは、「地動説」の登場です。
私たちは、現在 ”物理世界が現実でありそれ単体で存在している”という「物理的実在論」の世界にいます。
”存在するから認識する”という世界観を大半の人は、常識としているのです。
しかしながら実は、物理的実在論では、物理上の事実を扱えないことがままあるらしいのです。
そのパラドックスを説明できるのは”認識するから存在する”という見方 すなわち「量子的実在論」らしいのです。
どうやら「量子的実在論」にパラダイムシフトすることが「平和や自由」への鍵であるようです。
”量子世界では、物理世界が仮想現実でない限りはありえないことになる。”
わたしは、この世界がバーチャルリアリティーだと理解した時 世界の見方が変わりました。
私たちが見ている現実は、入力次第で変わってくる出力された世界(ディスプレイ)なのです。
出力されたデータは、「人類のイマジネーションの産物」だとするなら
入力すなわち「人類のイマジネーション」を変えればよいことになります。
デジタル監獄 その3 につづく