つらつら日暮らし

約300字で仏教(5)

「槌砧(ついちん)」という仏具がある。これは、正式な説法や食事の時に、修行僧達に静まることを知らせる合図を打つためのものである。ところで、ここで「槌」は要するにハンマー(柄がない)であり、叩く側、一方の「砧」はその土台であり、叩かれる側で大変に重い。だから、「槌」は油断していると無くなってしまうことがあるが、「砧」は無くならない。「チン」は無くならないのである!!

さておき、槌が無くなると次のような会話が交わされることになる。「ついをついつい無くしてしまった・・・」「ついがついに無くなったか」「だからついはついで買っておけと」「ついだけついか注文だな」等々、どの「つい」が「槌」かお分かりだろうかなお、あまり面白くなかったので、ここで説法終わりである。拙僧、白槌して云く「諦観法王法・法王法如是」と。

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コメント一覧

tenjin95
皆さんコメントありがとうございます
> pumpkin 君



それを含めて、拙僧の説法はこの場では終了です。



> うさじい さん



チンが無くなったんですか!!

しかし、大工さんの工場ということは、なにかの建材になったんでしょうか。。。それで、社寺の建材になっていたとすれば、それは格上げなのかもしれませんね。



あと、代理ですが、最近先生は総長職に付いてくるので、「大教師」とかいうお偉い位置に上られました。恐れ多いことです。



> 真山 さん



そうですね。それくらいのもありますが、1メートル以上のものもありますね。今度、可睡斎とかに行かれたらご確認してみてください。法堂や僧堂には必ずあると思います。
真山
砧というのは、人間のヒザたけくらいの高さがある、木の台のことでしょうか?
うさじい

ところが、この「砧」が無くなった事がありました。



場所等は特に秘しますが、あるお寺様で、庫裏落慶に因み授戒会をいたしました。

本堂の床の修理をするので、一旦「砧」を運び出しました。さて、床の修繕も終わり「砧」を運び込むことになったのですが、どこへ行ったのか行方不明。



運び出した人間の一人として覚えているのは、確か大工さんの工場へ運び込んだのだと思うのですが、そこには無いと言う。

あんな重い物がどこへ行ったのか、いまだ持って不思議です。



私が、もしも結制をおくときには、老師に「諦観法王法・法王法如是」をお願いしましょう。えっ、資格・・・?大丈夫!

大谷老師の御代香ということで・・・



ダメ?

pumpkin
おはようございます。
恐れ入りました!



そのままをそのまま受け止めよと。
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