天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

ボランテラ

2010-03-31 12:31:48 | 天真寺
毎月30日に行う寺報発送作業。

寺報を作り終わり、発送が終わると本当にホッとします。

いつもお手伝いの方が集まって下さり、有り難い限り。
名前シールを貼る人、宅急便のラベルを貼る人、寺報を折る人、寺報を冊子に挟む人、封筒に入れる人、封筒の封を閉じる人と、分担ごとの流れ作業でスイスイと終わります。
今月は「食前食後のことば」のチラシを一緒に入れたので一手間かかりましたが、作業に慣れた皆さんのおかげで無事終わりました。




今月の特集は私のインド旅行記です。

2月末「NGOアーユス仏教国際協力ネットワーク」のスタディーツアーに参加し、インドに行ってきました。訪れたのはブッダガヤ、お釈迦様が悟りを開いた仏教の聖地です。お釈迦様は6年間の苦行の後、ブッダガヤの菩提樹の下で悟りを開かれました。現在で何代目かになった菩提樹が残り、「大菩提寺」と呼ばれる大きな塔が立っています。そしてそこを中心に、日本寺・ネパール寺・タイ寺と各国各宗派のお寺が建ち並び、たくさんの僧侶が行き交っています。仏教の生まれた土地という雰囲気が最も味わえる所ですが、実はそこに住む人々の生活はとても苦しく、ブッダガヤのあるビハール州はインドで最も貧しい州なのです。
宿泊は日本寺。ここは宗派を超えた日本の仏教団体が運営し、若手の僧侶が二人ずつ交代で駐在をしてお寺を護っています。宿坊がありますが、現在閉まっているとのこと。私たちは特別に泊めてもらったため、きっと久しぶりのお客さんだったからでしょう。部屋に入ると数百匹という蚊の大群のお迎えを受けました。インドでは虫除けスプレーが必需品です。

インドは現在もカースト制度が残り、教育や職業、また住む場所などで差別を受けています。さらには「アウトカースト」、すなわちカースト制度にも入ることができない「不可触民」という階層があり、より厳しい差別を受けているのです。私は今回、その人たちの教育状況について学んできました。

以上。
これからも続く予定です。

終了後は参加の方々が持ち寄りでランチを食べて、午後からは「踊り教室」。
一日和やかに楽しくお寺で過ごして下さったようです~。

今月の寺報はコチラです。

(静)