天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

仏教壮年会

2010-09-27 08:50:45 | 天真寺
本日は仏教壮年会の例会。

仏教壮年会では七高僧を学んでいます。
テキストは「七高僧を学ぶ」黒田覚忍著 本願寺出版社発行です。






本日のテーマは法然上人。

今日学んだところは、
一大仏教の中、聖道門から浄土門。
浄土門の中、雑行を捨てて正行に帰す。
五正行(読誦・観察・礼拝・称名・讃嘆供養)の中、助業を傍らにして称名正定業。
仏教の教えが阿弥陀仏の名号のみを称える称名に集約されていく。
称名念仏は必ず往生を得る。なぜならば、仏の本願によるからであるという法然上人の結論について。

法然上人の言葉によれば三選の文。
それすみやかに生死を離れんと欲はば、二種の勝法のなかに、しばらく聖道門を閣きて、選んで浄土門に入れ。浄土門に入らんと欲はば、正・雑二行のなかに、しばらくもろもろの雑行を抛ちて、選んで正行に帰すべし。正行を修せんと欲はば、正・助二業のなかに、なほ助業を傍らにして、選んで正定をもつぱらにすべし。正定の業とはすなはちこれ仏の名を称するなり。称名はかならず生ずることを得。仏の本願によるがゆゑに」
『撰択本願念仏集』源空集


この私が救われる道は、念仏するものを必ず往生させたいという阿弥陀仏の願いによって成就された名号なのだという話を勉強しました。

次回の仏教壮年会は10月23日(土)15:00~です。

(龍)