天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

富士山

2010-09-09 07:12:27 | 天真寺
浄土真宗青年僧侶協議会の出雲大会に参加するため、島根県に行ってきました。

飛行機の窓から見える風景。
富士山の姿がきれいなのでアップします。





こちらも富士山です。



出雲空港に到着すると、SUPER島根大使がお迎え下さいました。




(龍)

ふれあい農園

2010-09-06 18:03:29 | 天真寺
今年は本当に暑い暑い暑いですね。
暑い日が続くのはいいのですが、全く雨が降りません

そのために、やっと芽が出てきたダイコンの苗を地植えしたのですが・・・



ちょっと元気がありません



今年できたばかりの天ちゃんパークのコケたちも真っ黒です。
朝晩と水をあげているのですが・・・



そして、芝生もちょっと枯れ気味。



水まきがんばります。

今回は、ふれあい農園に新しい種を植えてくださいました。



元気な苗に育って下さい。

(龍)

抹茶を楽しむ会

2010-09-05 11:11:28 | 寺子屋
今日は抹茶を楽しむ会。

今月からお抹茶をいただく台が初お目見えです。
以前隣からもらった廃材を利用して、会を主催する壮年会Kさんが手間と愛情をかけて手作りしてくれました-。
なかなか立派ですね~。





お朝事の後ですから、朝早くからにも関わらずお手伝いに来て下さるKさんのお茶のお友達。
カメラを向けられて、ちょっと照れてしまいました。
みなさん美味しくいただきました。ありがとうございます。





始まったばかりの会でも、こうして段々と充実していきます。

このKさん多趣味で、今月から囲碁クラブもスタートさせるそうです。
興味のある方、こちらにもお待ちしております。

(静)

土壌酸度計

2010-09-03 14:40:55 | 天真寺ふれあい農園
以前、土にも性格がある酸性・中性・アルカリ性という具合にというブログを書きました。
ホームセンターに行くとその性格を診断する機械を発見したので、購入しました。




名前は土壌酸度計。
土の性質の違いをPH(酸度)で表すようです。
このPHに向いている作物・向いていない作物があります。

以下、説明書より。

PH
4.5~5.5 稲作用育苗床土
5.0~6.0 シャクナゲ、スズラン、モチノキ、ツツジ
5.0~6.3 水稲、陸稲、ジャガイモ、ソバ、アワ、トウモロコシ、ハッカ、ダイコン
6.0~8.0 ホウレン草、インゲン、チンヤ、ダイコン、タマネギ、キウリ、ニンジン、トマト、シュンギク、カブ、ナス、セロリ、ゴボー、キャベツ、サトイモ、キク、バラ、ダリヤ、スイセン、チューリップ
7.0~8.0 大麦、小麦、ハダカ麦、エンドウ、テンサイ、クローバー、アルファルファー

酸度計使用方法
使用前
①研磨布かサンドペーパー等で金属部を磨く。
②バケツ一杯位水をまいて約20~30分おく。

使用方法
①測定する田畑に直接差し込む。金属面を完全に土の中に入れて、土が金属電極面に密着するように周囲をよく固める。
②土中に挿入後、約一分程で針が安定する。
 *土壌の密着度、湿度の加減、肥料の過多等により、指示値が異なる場合があるので、
  数回測定して、平均値を求めれば理想的。
 *石灰が適当にまかれたか否かを判断するには、
  土を混ぜ合わせ約1週間2週間後に測定する。

以上です。

今度、酸度計を使ってみて報告をします。

(龍)

お朝事

2010-09-02 14:06:29 | 天真寺
毎週日曜日は朝七時から日曜礼拝があります。

今回の担当は坊守。
ご和讃は、南無阿弥陀仏をとなふれば(浄土和讃)
御文章は、無上甚深章でした。

お参りの後のお茶会があります。
その様子を撮影しました。。



世間話・仏法話をする大切な時間です。
今回は鳥取県青谷、妙好人源左さんのお寺に行かれたとお話を聞かせて下さいました。
そこで撮影された源左さんの写真も持ってきて下さいました。

源左さんの写真です。



上の写真の源左さんは「ようこそ ようこそ さても さても」が口癖だったと言います。




源左さんにまつわるこんなエピソードがあります。(妙好人をたずねて 本願寺出版より)

源左の本名は足利喜三郎。五人兄弟の長男で、父は善助。母をちよといった。
彼は15歳になった時、村の習慣に従って源左衛門と自称した。それを略称して、のちに”源左”とよばれたものである。

源左が18歳になった安政6年、父善助は、俗諺に”三日コロリ”といわれたコレラに感染して、若くして急逝した。安政コレラ大流行のさなかである。

善助は臨終にあたって「おらが死んだら親様タノメ」と言い残したという。
(”親さま”とは・・・)(”タノメ”とは・・・)と、この時から、この二つの問いをかかげて、源左の昼夜をわかたぬ聞法が始まった。だが、聞けど聞けども、わが疑いをはらすことができない。こうして苦しく判らぬまま、十余年の歳月が流れていった。

ある年の夏、朝草刈りに出かけた源左は、刈り上げた草を牛の背に背負わせようとした時に、”ふいっと分からしてもらった”のであった。思えば、長い間の自力のはからいであった。・・・・”ふいっと分からしてもらった”源左は、つねづね「デン(牛)はおらぁの善知識だいなぁ」と語っていた。



上記の源左さんとデンのエピソードについての柳宗悦氏による解説。
草は人間の業、牛は阿弥陀如来にたとえます。源左の負いきれぬ業を背負って下さる阿弥陀如来。そうして、不思議にも、その背負う草が牛を牛にする糧であるように、背負う業は如来が如来となるためなのです。源左はハタとこのことに思い当たり、ここが他力の教えかと気づかせてもろうに至りました。


この源左さんの生涯は苦難にみちていた。若くして父善助に死別し、子どもらにもすべて先立たれた。また二度も火災にあって、家財を失い、偽られて田畑を売り払う事態にもたちいったこともある。その苦しい時も、彼は絶望し逃避する道を選ばなかった。愚かな自分に目覚めよとのご催促ご意見と受け止めて、苦難が”ようこそ ようこそ”と、そのまま大いなる感謝と転成してゆく生き方を選びあげていった。


思い通りにならない現実にぶつかると、逃げ出そうとする私がいます。
源左さんは、そんな私に、ただ現実から逃避するのではなく、「愚かな自分に目覚めよとのご催促」と「ようこそ ようこそ」と受け止めていかれる道があると後ろ姿で教えてくれます。それは同時に、苦悩こそが私の人生を輝かしてくれる大切なものであることを教えられます。

(龍)