天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

真っ白な天真寺

2012-01-24 13:29:27 | 天真寺

昨晩からの雪が降っておりました。関東地方は6年ぶりに4㎝の積雪だそうです。

千葉県松戸市も4㎝位の積雪です、天真寺も真っ白くお化粧をしました

天真寺正面からの写真


天真寺ふれあい農園


子ども農園も真っ白


真っ白な雪の下には、しっかりと根付いたナバナさんの姿がほんの少し顔を出しております

やっと雪かきも終わりました
子どもの頃は雪が降ると楽しみだったけど、年を重ねると、電車が止まる、雪かき・・・を思うと素直に喜べない。
しかし、真っ白になった姿をみていると、そこは別世界ですね。自然から宝物を頂いたような気がします。

(龍)


一月の雅楽教室

2012-01-22 23:44:48 | 雅楽教室

一月の雅楽教室でした。

天真寺雅楽教室のお稽古場は天真寺お内仏の間です。

一年のはじまりは毎月のお稽古を見守って下さっている
お内仏様の報恩講と新年吹き初め式からです

講師の調声で正信念仏偈・行譜のおつとめをします。


ひとりひとり親鸞さまのご恩を感じながらお焼香をして
新年のごあいさつをいたします。



ご和讃は「五十六億七千万」より六首。
会員の巡讃(じゅんさん・一首づつの独唱部分を分担すること)です。

そして新年吹き初め式。
管絃「平調音取」「越殿楽」舞楽「胡飲酒破」を演奏して
めでたく平成24年のお稽古始めとなりました

天真寺雅楽教室のおたのしみのひとつは「お茶の時間」

きょうの中休みのお茶菓子は京菓子ぞろい。
まずお寺からは京都・鶴屋吉信の「京観世」。
粒餡を水の波紋の形にまとめた銘菓です。

そして講師からの報恩講のお供えとして京都・亀屋陸奥の「松風」。
亀屋陸奥は本願寺のお供物・お菓子を一手に引き受ける本願寺の御用菓子屋です。
「松風」は古い歴史をもつ本願寺銘菓です。
戦国時代、本願寺第11代顕如宗主の時、大坂石山本願寺において
織田信長の軍勢に対して籠城していた時の兵糧だったと伝えられるもののひとつ。
現在でも報恩講のお供物として毎年用いられています

天真寺の善哉は黒砂糖で炊いた特別製。

小豆は親鸞さまのご好物と伝えられるもののひとつ。
親鸞さまが金寶寺というお寺に大蔵経を閲覧においでになったとき
金寶寺の住職が小豆餅をこしらえてさしあげたところ
大変お喜びになったので、その後もしばしばお作りしてさしあげ、
ご往生の後は毎月一日に、ご本山御影堂の御真影さまにおそなえするようになったのです。
現在も西本願寺では毎月一日のお晨朝には
御真影さまに「御祝奠」(ごしゅくてん)という小豆餅をお供えすることが行われています。

新年をお祝いして、親鸞さまを偲ばせていただいておいしくいただきました

ことしも宜しくお願い致します

次回の雅楽教室は

2月19日(日)
15:00~

です.

(眞)


1月20日定例法座

2012-01-20 16:25:45 | 法要

毎月20日はお寺の日。

11時~写経教室

12時~抹茶を楽しむ会。
美味しいお菓子とお抹茶を頂きます。

13時半~定例法座
この度のご講師は加戸利圓先生です。
加戸先生には、何十年とお話を楽しく有り難いお話を頂いております。



先生が配布して下さった資料からひとつ。
日本経済新聞夕刊(h23.12.3)に掲載されていた「日野原重明さんに聞く」というコーナーのお言葉。

「子どもたちは3度の食事や勉強、運動などほとんどの時間を自分のために使っている。成長に必要だから今はそれでいい。でも大人になった時、自分の時間を必要な誰かのために使うよう、身体や頭を鍛えておいてほしい。命を使う、輝かせるということは時間を誰かのために使うということ。それは命を尊重することだし、平和な世界を築くことにもつながる」
必要としている人たちのために時間を使う。大変有り難いお言葉であります。

終了後には、新年のお下がりのお餅が入ったお汁粉を頂きました。





天真寺の三人娘です

お汁粉美味しく頂きました。
お汁粉を作って下さった婦人会の方々有り難うございました。

(龍)

 


親鸞聖人750回大遠忌法要の後

2012-01-17 20:01:01 | 京都便り

親鸞聖人750回大遠忌法要は2012年1月16日のご満座をお迎えして幕を閉じました。

 

法要前に住職と記念撮影(お互い歳をとりましたね

 

控え室では300人余りの出勤者で大わらわ

昨年の四月から計65日間、115座の法要があり、なんと皆勤で出勤された方もおられます

法要後に皆勤の方には本願寺より花束を贈呈されました。

 

又、一月九日よりのご正当に全出勤された方にはこちらの記念品。

ご門主が法要期間中に散華された華把でした。(華把は出勤僧侶のよりも一回り大きい

 

この日の参拝者は約5,000人、立ったまま参拝される方もおいでで、堂内は満杯。

おかげでたくさんのお念仏が響きわたっていました

昨年の四月から始まった大遠忌法要は述べ140万人の方が参拝されたとの事です。

 

参拝の方々が帰っていかれました。

 

期間中力強い音を響かせてくれた大太鼓。打たれていた箇所が剥げています。

お疲れさまでした。

 

スタッフの方が毛布を片付けておられました。

3,000席の椅子が設置されていて、毛布は1人に2枚あたるように6,000枚用意されていたとの事。

京都の冬は特に寒いので、少しでも心地よくお参りしていただこうとの心遣い

お疲れ様です。

 

白洲でもきれいに掃除されていました。ありがとうございます。

 

阿弥陀堂では、それぞれが思い思いに仏様の前に座っておられる方たちが。

お荘厳はまだそのままでしたが、もういつもの風景に戻っていました。

 

沢山のスタッフ、警備の方、地域の方、報道関係者、工事関係の方、

電気屋さん、お米屋さん、お花屋さん、おろうそく屋さん、お線香屋さん、法衣屋さん・・・

参拝されたご門徒さま、出勤僧侶、

又参拝するのを暖かく見守って留守番をされたご家族、

本当に目に見えない数え切れない沢山の方々に支えられてこの法要が勤まったんですね

お念仏のはたらきのなか、多くの方々が慶んで親鸞聖人750回大遠忌のご勝縁に携わっておられた。

 

思えば今私に届いているお念仏も数え切れない沢山の方々によって伝えてくださったおかげ様です。

大遠忌法要が終わって寂しい気持ちもありますが、このお念仏を次の世代、

800年850年と繋げていく一人でありたいと改めて思った事です

(果)


親鸞聖人750回大遠忌ご正当満日中法要

2012-01-16 09:29:40 | 天真寺

本日1月16日10時~京都本願寺にて親鸞聖人750回大遠忌満日中法要が勤修されます。
昨年4月にスタートした親鸞聖人750回大遠忌法要も本日でご満座となります。
法要後には、ご門主様からの御消息があります。
インターネット中継もされておりますので、どうぞご覧下さい。
http://webtv.hongwanji.or.jp/daionki/


また、本日のお晨朝にてお勤めになったお経は正信偈真譜でした。
正信偈の読み方には草譜・行譜・真譜という読み方が伝わっている。
一年に一回親鸞聖人のご命日1月16日に勤まるお経が正信偈真譜です。
こちらは、真譜のお経本です。


[総長挨拶より]
南無阿弥陀仏の六字には、生かされて生きている命を生きているという感謝の気持ちがこめられている。

(龍)