最近気になっている木版画があります。
情感あふれる写実的な描写を作風とする 浮世絵師、版画家「川瀬巴水(かわせはすい)」
千葉市美術館で展覧会(~1月19日)があることを知り、千葉市に行ってみます。
見上げると懸垂式モノレールの軌道、湾曲の連続が綺麗です。
途中、色鮮やかな千葉神社を見つけました。手をあわせて行きましょう。
千葉美術館に到着しました。
人気があるのですね、混雑してます。
いいです~ね~ 何気ない日本の風景なのに、微細な光や影の表現が実にリアルです。
鮮やかな色使いと、澄んだ景色をつくりだす世界観に引き込まれます。
「亀戸天神の藤」でしょうか。
刷りムラやバレン跡をそのまま生かし、浮世絵の常識を打ち破り、新時代の「浮世絵版画」です。
彫り師も摺り師も相当な腕です~
「箱根富士屋ホテル」の夏と秋ですね。
作品の 「上州法師温泉」に目が止まりました。。
気持ちよさそうですね~「法師乃湯」に浸かっているのは 巴水本人。
彫り師に頼んで、「絵の中で浸かりたい…と」頼んだとか
湯屋小屋の窓から差す光と山のみどり…… 思い出します。
6年前に行った秘湯の湯「法師温泉 長寿館」あの憧れの温泉に向かいます。
前日から湯宿温泉「旅館みやま荘」に前泊し、湯めぐりを楽しみ、明日の法師温泉に備えます。
朝早く、猿ヶ京行き(関越交通バス)に乗り、終点の猿ヶ京車庫に行きます。
本数の少ない、法師行き町営バス(午前2便・午後2便のみ)に乗り換え、いざ長寿館へ。
あれっあれ 「この道、苗場スキー場に行くたびに、通った道ではないですか !」
看板も雪に埋もれて見えないとは言え もっと早く行けば良かったと悔やまれます。
15分バスに揺られ、新潟県境近くの三国峠の山麓にあり
原生林に包まれた道を抜けると見えてきました ! 一軒宿 長寿館に到着。
昭和初期現在とほとんど変わらない長寿館。
来ました。日本秘湯を守る会会員 国民保養温泉地 国登録有形文化財の宿。
窓ガラスに書かれた文字が、撮らずにはおられません。
「日本秘湯を守る宿」のちょうちんが。ここはまぎれもない秘湯です。
昔ながらの超レトロな郵便ポストがかわいらしい。
杉の皮で作られた屋根 どこをとっても素敵で改めて法師温泉のすばらしさを実感します。
奥深い山の木々は、まだまだ緑色です。
売店で求めた長寿館の「おちょこ」、使うたびに思い出されます。
「立ち寄り入浴のみ」は 1000円です。
お風呂は、法師乃湯(混浴)、長寿乃湯(婦人風呂)が利用できます。
水曜日定休です。立寄り出来ない日があるので電話で確認は必要。
受付時間10:30~13:30 (利用は14時までです。)☎0278-66-0005
「昼食休憩」は10:30~14:00まで、予約制です。
食事処での食事で、入浴と昼食と休憩がセットされています。
昼食蕎麦(立ち寄り入浴とおそばセット)2600円
昼食休憩山菜丼(立ち寄り入浴と山菜ご飯セット)3000円
1200年前、弘法大師により発見されたことから、その名がついたと言われる法師温泉。
情緒豊かな木造りの湯、ひなびた風情が、優しく持て成してくれます。最高です。
大きく4つに仕切られた各湯船の浴槽の底からは、純度100%の自然源泉が足下から…
底に敷かれた玉砂利の隙間からポコポコと無色透明の源泉が湧出してきます。
しかし、源泉自体が湯船、これ以上新鮮なお湯はありませんね~
こんなお湯は初めてです。入ると分かるのですが、湯量と湯温のバランスが最高です。
1200年前、法師川は、「法師乃湯」の下を流れていた。湯の底は川だったんですね~
こんな昔の風景を想像するだけでも心がときめきます。
建物に統一感があります。人里離れた雰囲気をかもし出す温泉宿です。
景色も風情も別世界に来たかのように
のんびり癒やされたことを想いだされます。いい~お湯でした。
ゆっくりしすぎました。
最終のバスに乗り、猿ヶ京までくだりバスを乗り継ぎ、
上毛高原駅から新幹線で帰ります。
さてお楽しみの駅弁は ! ありません 上毛高原駅には………
上野駅まで我慢して「特選 おつまみ弁当」を求めます。
家に帰って、法師温泉の湯話しをしながら、つまみましょう。
錦の彩りに魅せられる秋
一面の雪化粧に心なごむ冬
そして、木々の芽吹く春
どの季節にいきましょうか 泊ってつかりたいですね
巴水のように 手を広げて 足を伸ばして
ひとときの癒し healing photo ボチッとな❣️
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