
旅のあいまに
暑気払いに誘ってくれたM銀行の先輩と、
久〜しぶりに「酒屋の酒場」の美味しい魚で一献。
先輩から、夏バテにとそのまま飲んでみてと
『最上白味醂(さいじょう しろみりん)』をいただきました。
私の郷里にもお屠蘇や料理に使う料理酒「赤酒」(瑞鷹株式会社)があり、
みりんに代わる調味料としてプロの料理人が使っていますが、
白みりんを飲めるとは? 製造元は、千葉県香取市の 佐原(さはら)。
この佐原の地は、水運を利用して「江戸優り(えどまさり)」といわれるほど栄えていた場所です。
江戸の文化の面影を残す町並みが小野川沿岸や香取街道に今でも残っています。
関東で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」(重伝建)に選定されました。
この佐原の地は、江戸時代からの日本最大の川港で、物資の集散地であり、
「佐原名物 お酒に醤油、味醂に奈良漬島の瓜」とうたわれていたそうです。
※日本列島の実測地図を完成させた伊能忠敬先生の伊能家も、
佐原で酒造りをしていたそうです。
江戸時代のころは、女性や子供に喜ばれた「甘味酒」で、
特に夏の暑気払い(夏負け防止)として大いに飲まれていたそうです。
つれあいとひと口、食前酒に飲んでみます。す~と喉に入ってきます。
江戸の頃からの製法を残した、味醂の特徴であるおだやかな香りと自然な甘み、濃厚なうまみが口に広がります。
梅の紋章があしらわれたシンプルな掛け紙。
造り酒屋がつくる、
『最上白味鮴(さいじょう しろみりん)』 ありがとうございます。
"残暑もまだまだ 琥珀色をグラスに満たし ちびり
まだ行ったことのない 佐原の水郷を 想い浮かべます"
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