韓国の人気アイドルグループ・BTSらの“弟分”育成プロジェクト「I-LAND」(ABEMA SPECIALにて毎週金曜夜11:00~放送)は目下、23人の志願者(候補生)たちによる過酷なサバイバルオーディションの真っ只中。そんな同プロジェクトのもう一つの注目ポイントが、プロデューサーを務める2人の人気K-POPアーティスト、RAIN(レイン)とZICO(ジコ)の存在だ。
ABEMAで配信中のエピソード3ではRAINが自らパワフルな歌声でお手本パフォーマンスを披露するなど、魅力たっぷりの指導で志願者たちの成長に一役買っている。
「すべて自分で」志願者23人の孤独な闘い
「I-LAND」は、BTSやTOMORROW X TOGETHER(TXT)が所属するBig Hit Entertainmentと、『PRODUCE』シリーズを企画したCJ ENMがタッグを組んで送る、新たなサバイバルオーディション番組。
このオーディションのために3年をかけて企画・建設された超ハイテクな施設・I-LANDを舞台に、世界中からオーディションで集められた志願者23人が切磋琢磨し、デビューを目指す。
このプロジェクトの特徴は、志願者が自分たちだけの力で成長していかなければならないこと。
課題曲が与えられると、志願者たちは自分の力で歌や振り付けを習得し、メンバー同士でパートの分担を決め、ダンスの質を高めてフォーメーションを完成させていく。
そしてパフォーマンス審査の結果、降格者の人数が決定すれば、メンバーの投票で<グラウンド>への降格者が決定する。この<グラウンド>を抜け出さないと、デビューをかけた最終オーディションに参加すらできない。
憧れの“お兄さん”・RAIN&ZICO
アイドルオーディション番組としては過去に例を見ないほどシビアなこのプロジェクトには、志願者たちの心の支えとなる“頼れるお兄さん”が存在する。それが、プロデューサー・審査員を務めるRAINとZICOだ。
RAINは#3で練習中のグラウンダー(<グラウンド>で昇格を目指す11人)を訪ね、「呆れた。互いを気にしてばかりで自分の立ち位置も動線もわかってない」「<I-LAND>も同じ課題だろ?彼らよりももっと燃えないとダメだ」と強い言葉で叱咤。即興で課題曲「FIRE」(BTS)をパワフルに歌ってみせ、グラウンダーたちの奮起を促した。スターのパフォーマンスを目の前で体感したグラウンダーたちからは「本当に声がよく通る」「発声が完璧…」とため息がもれた。
志願者たちと年齢も近い27歳のZICOは、ハイテクな施設<I-LAND>に足を踏み入れ「映画みたい!」とはしゃいだり、入場テストで志願者がZICOのヒット曲「Any Song」を披露すると「僕の曲だ!」と照れてみせたりと、愛らしいリアクションを連発。#3ではアイランダー(I-LANDに入場を許された12人)のもとを訪れ、グラウンドからの昇格組に「I-LANDには慣れた?ソヌ、君はどう?」と一人ひとりに優しく語りかけた。
そんな二人はともに、K-POPシーンを代表するビッグ・アーティスト。現在38歳のRAINはパワフルな歌唱力に加え、185cmの長身と筋肉質なスタイルが映えるダンスで日本でもファンが多い人気歌手だ。
2003年頃から頭角を現し、2010年には米「タイム」誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出。同年MTVムービーアワードで韓国人初の受賞を飾るなど世界的に活躍するアーティストで、2007年には韓国人歌手として初めての東京ドーム公演を成功させている。
ZICOは韓国アイドルグループBlock Bのリーダーであり若き天才プロデューサー。今年1月に発表した「Any Song」は韓国の音楽チャートを席巻。TikTokでは「#anysongchallenge」としてダンス動画が一大ムーブメントを巻き起こすなど、SNS世代に絶大な人気を誇る。今最も注目を集めるK-POPアーティストの一人だ。日々シビアな競争にさらされる志願者たちにとって、これほど心強い応援団はない。
RAIN「僕の前ではミスしたほうがいい」実は<I-LAND>内には、秘密の“プロデューサールーム”が存在する。<I-LAND>内の各所に仕込まれた合計37の定点カメラ映像がすべてチェックできるSF映画の“指令室”のような空間で、RAINやZICOはそこで志願者たちのトレーニングの様子から普段の生活ぶりまでをつぶさにチェックしている。
そんなプロデューサールームで顔をそろえたRAINとZICO。Big Hit代表でRAINやBTSを育てたプロデューサーのパン・シヒョク氏や、BTSの振付/パフォーマンスディレクターのソン・ソンドゥク氏らとともに、志願者のパフォーマンスを審査する。
RAINとZICOが志願者たちに注ぐ眼差しは、一貫して本当の“お兄さん”のように温かい。
RAINはまず#1で「完璧じゃなくていい。毎日1%でも成長の可能性があるか、これが最も重要」と志願者たちのポテンシャルで評価する方針を宣言。
#2ではアイランダーたちに「兄貴として君たちの精神的な支えになりたい」「僕の前ではミスしたほうがいい。ミスを正して本番を迎えられるから」と語りかけ、プロデューサールームでほかの審査員から「音程が不安定」「表情に余裕がない」など厳しい意見が出される中で「一つ彼らをほめたいことは、教える先生がいない中、自分たちだけでパートを分けて振りも習得したこと」とアイランダーたちの努力を評価することも忘れなかった。
一方ZICOも、志願者に寄り添う姿勢が光る。#3では、高難易度のダンスに挑戦すらしていなかったアイランダーにソンドゥク氏が激怒。「最悪の、最悪の、最悪だ」と声を荒げると、ZICOは間を取り持つように「個人の実力ももちろん重要だけど、チームワークが悪いと何の意味もない」と語りかけ、アイランダーたちの意識改革を促した。
志願者たちにとって、このプロジェクトは孤独で過酷。降格者が決まると、降格されたメンバーもされなかったメンバーも涙を流す。そんな環境だからこそ、彼らに寄り添ってくれる二人のスターの存在は大きい。
RAIN&ZICOがこの夏コラボ曲を発表!
そんなRAINとZICOからはこの夏、K-POPファンに向けてスペシャルなプレゼントも届いた。ZICOが自身プロデュースの新曲「Summer Hate(Feat.RAIN)」でRAINとコラボ。“猛暑の不快な一日”をテーマに、ユニークなサウンドとウィットに富んだ歌詞でおしゃれな一曲に仕立て上げた。
同曲はZICOが7月1日にリリースした3rdミニアルバム「RANDOM BOX」の収録曲。二人はMVやTikTokのダンス動画でもちゃめっ気たっぷりのコラボダンスを披露し、この曲で韓国の音源チャートで1位を席巻。SNSでのダンスチャレンジも大きな盛り上がりを見せている。
K-POPシーンを盛り上げるRAINとZICOのリアルタイムの活躍ぶりこそが、何よりも雄弁に「I-LAND」志願者たちを励まし、背中を押していることだろう。7月17日(金)夜11時からABEMAにて放送される#4では、RAINの薫陶を受けたグラウンダーたちがアイランダーに劣らぬパワフルなステージを展開する。
ビッグでおしゃれ、カッコよくて温かい“お兄さん”二人の背中を見ながら切磋琢磨する23人の志願者のさらなる成長に期待が高まる。(ザテレビジョン)
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