タオル道中

大阪・泉州 タオル屋 てるの日記 美由喜タオル(株)

結束糸タオルケット

2010-06-25 00:22:46 | プロダクツ

タオルケットの紹介です。

国内の紡績さんは、他社との差別化のために、本当にがんばって物造りされてます。

この商品のパイルには、ポリエステルの並行繊維(撚れてない)を特殊な手法で、綿の繊維がラッピングして出来た糸で、本当に独特のシャリ感があります。

上手く例えられませんが、普通の木綿地と、サッカー地を触ったときの感覚の差と同じような感覚です。

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↑ インチ眼鏡(織物生地を見るときの拡大鏡)を通してのパイル

湿気たとき、ぬめってするような感覚にはならず、常にサラッとしています。 私は昔からこの糸のシリーズが好きで、試作や本番を少しやらせていただいています。 

以前、結束糸のシリーズで、綿の並行繊維に綿でラッピング(無撚糸の手法ではありません)すなわち綿100%の結束糸に、断面が「Y」の形状のポリエステルフィラメントを交撚させた糸で、さわやかな使用感で、その上ポリエステル繊維の溝が、汗や水分を毛細管現象にて拡散、蒸発させ、奪われた気化熱でさらに快適! というタオルケットとタオルシーツをやりました。 その商品は、好評でしたが、なぜか短命におわりました。 当時、「冷シャツ」なんて商品名で、同じような糸で織られた生地を使ってのワイシャツが、巷ではやりました。

同じ紡績会社の素材展で、ポリエステルラッピングでなく、内側の綿の繊維を、ポリエステルに置き換えた糸を見受け、これだ!と思いさっそく試織しました。 やはり、思ったとおりのシャリ感(使ったら、身体にまとわりつく感覚が本当になく、さわやかです)、と毛細管現象による拡散効果のドライ感を合わせ持った良い品です。 

サラット感を好まれる方にはぜひおすすめします。

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サイズは150cm×200cmです。

 

 

余談ですが、某有名SPAで、発熱繊維のインナー大ヒットですが、その繊維自体は15年以上?位前から存在し、弊社も手掛けてきています。 しかし、今ひとつだった感は、否めないと思います。 予算をつけて、発信出来ることの羨ましさを感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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