タオル道中

大阪・泉州 タオル屋 てるの日記 美由喜タオル(株)

08泉州こだわりケット&ラグ

2010-06-30 17:59:34 | プロダクツ

08泉州こだわりタオル展に出展した、タオルケットとタオルラグの組デザインです。

142

↑ 写真はラグです。 

この年は、前年度、素材を綿の買い付けまで遡り、出来た商品の各々のクオリティは良かったのですが、全体に色のまとまりがなかった反省から、おもいっきり色にこだわって、染める染工場も集約し、展示全体の一体感を出す努力をしました。

展示会には、約20社のメーカーが、それぞれに織ってきますが、バッチリ合いました。

デザイナーさんから頂いた柄をみて、タオルケットとラグ(スクエアサイズ)を造ることになり、尚且つ、2柄でて、合計4アイテム作成しました。

143

素材は、2柄ともスーピマで、内、一柄は、艶っぽくなるだろうとの予測から、毛違いの総パイルに、表面をシャーリングし、ベルベット調にしてみることにしました。

工程の各段階を、見てきてた家内は、シャーリング前までは、評価が良かったんですが、してきてからは、ヤンキーっぽいと不評です。 これは家内の評価で、展示会場のアンケートでは、いい結果を得ました。 想像してたよりも艶がでて、素材はなに?っていう質問を結構受けました。 また、両端(耳ではなく天地)のフィニッシュは、三つ折ヘム縫いでなく、フリンジで、仕上げています。 寝装品っぽくしたくなかったので、そうしてみました。

 

144

もう一柄は、ラグの天地はフリンジですが、ケットの方は、頭の方だけ三つ折(一般的なタオルのヘムの手法)ヘムにし、横糸を朱子(浮かせてその色がよく見せるように織る手法)にし、パイルの赤と同色にし、さらに耳の縫製に赤の糸で、ステッチを見せる様にしました。

パイル部のパイルの出し方は、横段出しにし、さらにパイルの抜けにくい織り方にしてあります。(シャーリングはしてません)

145

コットンUSAのタグが付きます。

サイズは、ケットが150cm×200cm、ラグが150cmスクエアです。

 

追伸、

この織り方は、今後オファーがあれば出来ますが、黒の商品の扱いにくさには、こりごりしました。 こりごりさん(←古)です。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿