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青天を衝くー渋沢栄一の生涯 新型コロナウイルスを歴史に学ぶ

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新型コロナウイルスを歴史に学ぶ(9話)  コロナと共存した生き方①

2020年05月23日 | 新型コロナウイルスの歴史
タイトル 新型コロナウイルスを歴史に学ぶ(9話) 
サブタイトル コロナと共存した生き方①
伊能忠敬研究会東北支部長
元日本大学工学部講師(化学)
松宮輝明

新型コロナウイルスの発生のメカニズムは未だ解りません。今後、抗体検査を実施し「国内パスポート」を発行し、経済を復興させることになります。
東京大学先端科学技術研究センター長、児玉 龍彦教授(東大アイソトープ総合センターセンター長、分子生物学)の研究報告に「新型コロナウイルスは進化し70余種類に変化した」との論文があります。
犬、猫などに感染していることなども解ってきました。新薬の開発を急ぎ新たなウイルスの攻撃に備え、日本は、医学、科学教育に特化した教育に転換する必要があります。
新型コロナウイルスは、世界の歴史の転換点、私達の「地球船、ノアの箱舟」には、約73億人(世界人口)が乗り込んでおります。
2050年には、97億人に増えると予測され、さらに2100年には、112億人が地球船に乗り込むことになります。
現在、1位中国、14億3千万人、2位インド13億6千万人、3位米国3億3千万人、4位インドネシア2億7千万人です。
大量のエネルギーを使い産業を発展させました。大気の自然界の二酸化炭素の含有量の350PPMでしたが、400PPMとなりました結果、「気候変動」が起き、自然環境や人の暮らしに、大きな被害をもたらし、「気候危機」と云われています。
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地球は、太陽からの熱が海や陸を暖め、そして地球からも熱が宇宙に放出されてバランスを取っています。温室効果ガスは、大気中にある二酸化炭素(約80%)やメタン、フロンです。温室効果ガスがまったく無いと、太陽の熱が全部宇宙に逃げてしまい地球の平均気温は氷点下19度まで下がってしまいます。
温室効果ガスは、たくさんの生きものが住みやすい環境を作り、地球にとってなくてはならないガスなのです。
しかし、温室効果ガスが増え過ぎると、気温が上昇し地球全体の気候が変化します。二酸化炭素の排出量の急激な増加は、18世紀の産業革命以降。石炭や石油などの化石燃料を燃やし、エネルギーを得ました。その結果、大気中に排出される二酸化炭素が急速に増加、これが現在、地球温暖化を引き起こしました。20世紀の100年間には、温暖化が急激に進み、世界の平均気温は約1℃上昇しました。日本は地域により1,5℃上昇したとの報告がります。
地球温暖化では、極地方の標高の高い地域ほど、気温の上昇率は高くなります。今後、異常気象の発生する頻度が高まり、大型台風が発生します。昨年の阿武隈川が氾濫した台風19号は地球温暖化によるものと云われております。
 また伝染病を媒介する蚊やウイルスなどが、生息域を広げる恐れがあります。温暖化の深刻な被害は、貧しい途上国に住む人たちには、貧困や格差の問題が起きました。
二酸化炭素排出量は、50年前に比べると、3倍以上、100年前に比べると約12倍にまで増えています。森林破壊や農業の排出量も少なくありません。森林の伐採や火災、農地を造成するための土地改変等による二酸化炭素の排出量は、農業での施肥が元で排出される温室効果ガスは、全排出量の1/4になります。
森林や海洋など地球上の自然が、1年間に吸収する二酸化炭素の量は、約半分の180億トンほどです。一方で、世界中の国々が排出する排出量は約340億トン。自然が吸収できる許容量をはるかに超えています。
 この排出と吸収のバランスをとることは、地球の未来がかかっています。二酸化炭素の排出を削減しなければ、地球温暖化は止めることが出来ません。新型コロナウイルスと共存するためには地球温暖化を抑えることなのです。



写真 730億の人類が乗船している地球号の全景








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