ニュージーランドで起きた地震で、未だに行方が分からない邦人もたくさんいますが、邦人に限らず全員の一刻も早い救出を願います。
この件に関し前原外相の「現地からの要請待ちでなく、支援部隊を派遣する」との素早い発表は、「よく言った」と、思わず拍手しそうになりました。ホームページ1月17日の「一言」に私の議員としての出発点が阪神淡路大震災被災者支援にあると書きましたが、支援活動の体験からも現地の方々は大変心強いと思います。
昨日、シルバー人材センター主催の環境学習会に参加させてもらいました。NPO法人「ひょうご森の倶楽部」の方々から森林整備入門について講習を受け、その後、以前シルバー人材センターの方々が一部竹の間伐を行った「ゆうあいセンター」下の残り分で実地研修を行いました。
講習の中で竹林を整備せず放置した場合の影響について、「えっ!」と思うことがいくつもありました。
①生物多様性の低下
竹林過密化により、林床の草木は陽光不足で枯れてしまい、昆虫などの生物が生息できなくなる。
②土砂災害の危険性
竹過密で、他の樹木が育たないばかりか、竹そのものの地下茎も伸長が減退し、枯死してしまい、土を抱え留めることができなくなる。また、下草が育たないため山の保水力が著しく低下し、降雨による表土の流出や鉄砲水の発生、斜面崩壊の危険性が高くなる。
③
山の二酸化炭素吸収機能低下
竹林の二酸化炭素吸収能力は、他の広葉樹・針葉樹林に比べて極めて低い。その竹が山を覆うことにより、山の二酸化炭素吸収能力が低下する。
以上の危険性が指摘されています。
その後の実地研修で竹の切り方を教えてもらいました。この研修に「猪名川あそぼ~会」として参加しており、今まで竹は何十本も切ってきたので、コチラはできると思っていましたが、あそぼ~会の切り方は「竹馬」用など、用途の必要上節の下を切ってきました。しかし、今回の研修で、節の上を切るよう言われました。理由は、下を切ると、切のこし部分に水が溜まり、ボウフラが湧いてしまうとのことです。今まで竹を切らしてもらった所にボウフラ養殖場を作ってきたことになります。ゴメンナサイ。