なんで鉄塔が好きなのか、振り返ってみるやつ3回目。
前回はこちら。
03. 鉄塔でやるぞ!と決めた短大時代
暗い高校時代を経て、地元の美術系短大に進学した私ですが、2年生の夏休み前に行き詰まった時期がありました。
美術系の大学は卒論もしくは卒業制作の提出が卒業の要件になるのですが、卒業制作のテーマがなかなか決まらなかったのです。何案挙げてもボツになり、「もう私ができそうなテーマって、鉄塔くらいしかないんですけど!」と逆ギレしたところ、なぜか「それいいじゃん!」となったのでした。
とはいえ、鉄塔のことはなんとなく好きなだけで、詳しいわけでもありません。
ネットで検索し、書籍を買ったものの、具体的にどのように鉄塔ができるのかは想像できませんでした。そこで、東北電力に取材を申し込み、建設現場を見せていただけることになりました。その内容を漫画にし、イラストを交えた鉄塔の本を制作し、提出。なんとか卒業できそうだ…というところまで漕ぎ着けたのです。
正直に言うと、この時期は調べても調べても専門用語まみれの鉄塔が本当に憎かった!どうしてこんなに難しい用語が多いの?!それだけでもう挫けそう…。
この時の経験がきっかけで、その後鉄塔の入門書をつくることになるのです。
この時の経験がきっかけで、その後鉄塔の入門書をつくることになるのです。
そして今でも、専門用語を知らない人にも伝わる内容を目指して「鉄塔ファン」を作っています。
ちなみに、建設現場を見学させていただいた経験を元に描いた漫画は、その後描き直して「鉄塔ファン vol.1」に収録しています。
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