【映画の中の鉄塔】聲の形

2020-07-31 01:13:28 | 日記
日本が舞台の映画を見ていると、必ずと言っていいほどに鉄塔が登場します。
今日も、金曜ロードショーで『聲の形』を見たのだけれど、やっぱり登場していました。

主人公が通学するシーン。桜が見えるので、これは春ですね。

同じく、通学のシーン。田んぼの様子で晩夏〜秋だと分かります。

そしてまた春。
舞台は架空の街ですが、作者の出身地である岐阜県大垣市がモチーフになっていると言われています。ということは、この鉄塔は中部電力の鉄塔なのかな…などと考えていると、もう映画の内容には集中できないわけです。
ヒィ〜〜〜〜!集中させてくれ〜〜〜〜〜!

そして何と言ってもこれ!
なんと、鉄塔だけのカットです。3秒間、鉄塔のみ!
攻めてる〜〜と思われがちですが、よくあることで、様々な映画で目にします。
むしろ、日本の地方都市が舞台&季節が夏の映画で、このようなシーンがない映画はないのではないか…という頻度で目にします。(特にアニメに多い気がしますが、もしかしたら私が見ている映画に偏りがあるのかもしれません。)

これだけ登場するということは、やはり日本の景色に鉄塔はつきものなんですね。
その割に気づいていない人が多いのが、とても面白いです。
目では見えているのに、頭では見えていない。人間の頭の「鉄塔ノイズキャンセリング機能」すごい!と、ことあるごとに思っています。
みなさんも、夏が舞台の日本映画を見る際は、ぜひ鉄塔に注目してみてください。(そして、「この作品に登場してる鉄塔が最高!」という情報があれば、教えてください!!)

【くぐり抜け鉄塔 03】庄和線No.7(埼玉県春日部市)

2020-07-26 22:41:04 | 日記
世の中的にはまだまだ自粛中ですが、ここは密というより疎だろう……という場所(失礼)を選んで、徐々に鉄塔巡りを再開しています。

さて、前回までは車でくぐり抜けられる鉄塔を紹介しましたが、今回は徒歩専用くぐり抜け鉄塔を。
埼玉県春日部市にある、庄和線No.7です。


田んぼと用水路の間に建っており、下を歩行者や自転車で通り抜けられるようになっています。
こんなふうにコンクリートの土台がついた鉄塔を、ファンの間では「お立ち台鉄塔」と呼んでいます。(若い子に通じるかな……)


隣は庄和変電所。ここに引き込まれるまでの数基が、下をくぐり抜けられるようになっています。


向こう側が見えます。
道は、真ん中を通っているわけではなく、なぜか片寄っています…。全部舗装するとコストがかかるので、最低限すれ違えるだけの幅をとったのかな。
地元の人の散歩コースやジョギングコースになっているようで、夕方は結構頻繁に人が通ります。


もちろん、真下から覗くこともできます。
…が、歩行者専用というだけあって、コンクリートの土台が低く、お立ち台鉄塔とは思えぬ写真になってしまいました。


鉄塔ってほとんどがフェンスに囲まれていて、何となく近づきがたい雰囲気なのですが、くぐり抜け鉄塔は触れられるので、身近に感じられて好きです。
いまいち魅力が分からないんだよな〜という方にも、この親しみやすさが伝わるのでは…?!と思い、最近気合を入れて推しています笑

【くぐり抜け鉄塔 02】富士電機吹上線No.12〜13(埼玉県鴻巣市)

2020-07-10 01:39:26 | 日記

去年の夏、高知県在住の私はなぜか埼玉県にいました。新宿で高速バスを降りて、そのまま鴻巣市へ向かったのです。降りたのは、高崎線の吹上駅。

東京在住の友人をひとり連れて(朝早くに叩き起こした…)、2人で約10分の距離をてくてくと歩きます。
8月の埼玉。朝とはいえ、地獄のように暑い。歩行者もほとんどいないのですが、もしかして暑すぎるせいか…??と疑っちゃうほどに暑い!!!

途中、ミニストップのかき氷の広告が目に入って、もう帰りたい気分になったのですが、どうしてもこれを見ずに高知へは帰れない!という鉄塔があったのです。

それが、これ!!
富士電機吹上線No.12〜13です。


和歌山の鉄塔と同じく、これも2基続いているかと思いきや、なんと90度に折れ曲がって3基も続いていたのでした。
ただ、No.14までは歩く気力が…。また今度…また今度ね……と言い残し、帰ったのでした。


とはいえ、滞在時間は30分以上。2基の間をカメラを持ってウロウロしていたら怪しまれますよね。
おばさまに「何してるの?」と尋ねられ、鉄塔を見に来ましたと答えたら、ポカーンとされました。どうやら、おばさまにとっては毎日見慣れている普通の鉄塔。くぐり抜けられるというのがレアだとは気づいてなかったそうです。
「これからはもっと自慢していこ〜っと!」と去っていかれました。



No.12の結界(真下から見上げた)写真と表札(?)。
脚元にはぐるりと絵が巻き付けられている。なぜこっちだけ……?





No.13の結界写真と表札。
12とほぼ一緒なのだが、送電線の取り付け方だけが違う。


ちなみに、帰り道はもちろんミニストップでソフトクリームを食べました。
鉄塔帰りのアイスって、最高〜〜!
梅雨が明けたら今年も見に行くぞ!!

【くぐり抜け鉄塔 01】新田辺線 No.101〜102(和歌山県田辺市)

2020-07-08 00:11:18 | 日記
鉄塔がすきで〜〜〜す!!!って、大きい声で言っといてよかったな〜と思うことの一つに、情報をいただけるというのがあります。
いただけるんです、情報。
マニアフェスタなどでブースに立ってると、こんな面白い鉄塔がありますよ!とか、この鉄塔は見ましたか?とか、そんなふうに情報をいただけるんです。

今回紹介する鉄塔も、マニアフェスタ(@東急ハンズ新宿店)で店頭に立っていた時に教えていただいたものです。
和歌山県田辺市にある新田辺線のNo.101と102は、2基連続で真下をくぐり抜けられるようになっていると!しかも車で!
そんな情報をいただいたからには、行かないわけにはいきません。
当時、高知県に住んでいたのですが、早速フェリーのチケットを取り、高知から徳島、そして和歌山へ渡り、田辺市へと車を走らせました。アホみたいなんですが、車でくぐり抜けたいじゃん!という理由からです。(和歌山でレンタカー借りてもよかったんじゃ…)


交差点の4つの角に1本ずつ脚が建っています。
よく見かけるお立ち台鉄塔(脚元が嵩上げされている鉄塔)は、コンクリートの土台なことが多いのですが、珍しく鋼管です。
そして、住宅街のど真ん中なので、白と茶色で塗装されています。(環境調和型鉄塔でもある!)


「一旦停止」「交差点注意」「注意地上高さ5m」など、注意書きがあるのもいい。駐車場の出入り口や、高架下のよう。

真下は車道なので注意が必要ですが、早朝など車通りの少ない時間帯を狙えば、真下からの写真も撮れます。


関東からはちょっと遠いですが、お近くの方はドライブがてらくぐり抜けてみてはいかがでしょうか?

https://goo.gl/maps/m1L6KGCqJwF2wAG99