ガイカの夜明け

FXトレーダー トーマスの日々の計画と気づき

12月5日からの計画   日足陰線が出始めたドル円

2016年12月04日 20時32分03秒 | 日々の売買計画と結果

シカゴ先物市場のドル円建て玉のネット残高を見ると、パンパンに積みあがっていた円ロングは直近の6週間で急速に減少し、コントラクトはほぼニュートラルの状態。
円ロングの手仕舞いがドル円の上昇を誘発し、ドル円の上昇が更なる手仕舞いを促進させた形。
注意したいのは、現在のシカゴ筋のネット残高は±ゼロの状態にあるという事。
つまり、今後円ショートを仕掛ける余力が充分にあるという事。
シカゴ筋がクリスマス休暇前までに「もうひと仕事」と、今後の仕掛けをどの様に狙って来るのか?
注目していきたい。

USDJPY (日足)
先週の24日と25日の揉み合い安値112.34を月曜日早々に下回ったが、注目していた111.35でピタリとサポートされた。
その後は反転上昇し、押し目が買われながら高値114.81を付けた。
時間足で確認される上昇トレンドラインは再び「もぐら塚」になり、ダマシの修正から上昇に弾みが付く形になった。
押し安値を一度も下回ることなく上昇が継続していて、天井をつけたというシグナルは出ていない。
上値は先週高値114.81から心理的な壁である115.00にかけてのゾーンが強い抵抗ゾーンになる。
これが破られると、週足雲の上限115.40や61.8%戻し115.62までの続伸リスクに警戒。
115の大台を超える事により、何らかのポジティブな材料次第では115-120のステージへの上昇も視野に入ってくる。
下方向は修正後の上昇トレンドラインが注目され、113.30-35がサポート帯。
この下は112.00-10、111.35、111.00割れからはストップロスが発動されるリスクに注意したい。

EURJPY (日足)
下降トレンドライン①を超えて上昇する結果になり、121.98の抵抗で止められて、金曜の日足は陰線を示現。
ユーロ円はここに来て、リスクオンの材料に大きく反応してボラティリティが高くなる局面が多くなった。
但し、あくまでも短期での減少で、トレードするにはストップは必須。
来週は、121.98-00のポイントの攻防を見極めたい。
明確な反落パターンでは試し売りも一考したい。

EURUSD (日足)
ドル高の勢いが衰えて揉み合い状態。
様子見。

 


11月28日からの計画   日米金利差拡大が止まらず

2016年11月27日 23時58分03秒 | 日々の売買計画と結果

米長期金利は一時2.4%まで乗せて、選挙前のレベルから0.55%も上昇し、ドル高の勢いが止まらない。
ドル円の中長期波動は6-7年先へのドル高に向けての初動に位置していると考えられる。
とは云うものの、短期的にはスピード調整があっても不思議は無く、上昇の勢いが止まればそこそこの押し目があるだろう。
今週は30日のOPEC総会、金曜日には米雇用統計があり、これらのイベントによりドル買いの手仕舞いが出るリスクに注意したい。

USDJPY (日足)
11月10日安値105.23を起点とする上昇チャネルラインは瞬間的に下回る場面があったが、直ぐに買われてチャネル内に戻された。
そして直近高値を更新する事により「もぐら塚」が形成され、上昇に弾みが付いて止まらない。
金曜日に113.88を付けた後は売りに押されて、日足ローソクに久々の陰線が出現した。
もちろん高値を付けたという判断にはならないが、50%戻しと61.8%の中間にあり、このレベルからの反転下落に対する注意が必要だ。
上昇チャンネルから下にはみ出し、かつ木曜日と金曜日の揉み合いで固かった安値112.34を割れて行くと値幅調整に注意。
材料が伴わなければ、111.35や110台迄の下落が限界か?
一方上方向は、目先のレジスタンス113.90-114.00が破られると115.00、週足雲上限115.40-45レベル、61.8%戻しがターゲット。

EURJPY (日足)
2014年12月高値から降りてくる下降トレンドライン①に到達して越週している。
今後はライン①が機能するかどうかに注目。
現在レベルで、明確な反転パターンが時間足で確認された場合は、試し売りを一考。

EURUSD (日足)
ドル円と比較すると対ドル高の勢いが衰えつつあり、揉み合い傾向が強くなっている。
先週は1.0518まで下落する場面があったが1.0500-25ゾーンの強いサポート帯で下げ渋っている状態。
とは云うものの底を打ったとは言えず、1.0500や、特に2015年3月安値1.0461が視野に入っている。
特に、1.0461を下抜けた場合、1.0000まで主だったサポートが見当たらず、下落が加速する危険性を孕んでいる。
この場合、ドル円の上昇と連動する可能性が高く、共に注意したい。
一方、上方向は先週に超える事が出来なかったレジスタンス1.0657を超えて行くと、下落の流れが一旦は止まり易い。
1.0709やAゾーン、1.0851までの値幅調整を考えたい。


11月21日からの計画   米国債高、ドル高、円安、資源国通貨安

2016年11月21日 01時18分29秒 | はじめての方へ

米国10年国債は2.0を一挙に超えて2.34まで、ドルインデックスは101.00を超えて101.54まで。
そして、ドル円は破竹の勢いで110.91まで上昇し、週足では丸坊主の大陽線を示している。
18日のSQを通過したナスダック、SP500は達成感が見られないままに越週した。
先週の殆どのマーケットが強い状態で引けているので、週明け後も高値を更新して行く可能性が濃厚。
但し、チャートは伸びきっていることから、調整入りをした場合の急落リスクには注意が必要。
週末には全てのポジションをクローズして終えている。
値動きが大きい相場なので、一旦下りてしまうと再びエントリーするのが難しい相場である。

USDJPY (日足)
強い状態で引けたドル円は、週明け後も高値を更新しやすく、まだ上値余地を見込んでおく必要がありそうだ。
上方向は戻り高値の111.44や111.87、50%戻しの112.35-45、なとが止まり易いか?
但し、上がり続ける相場は無く、また上昇スピードが速かったので、大きな調整、又は急落には注意が必要。
先週の上昇は、1時間足で確認できる11月10日安値105.23を起点とする上昇チャネルラインが奇麗に機能している。
よって、この上昇チャネルラインを逸脱し、かつ直近安値を下回った場合には値幅調整入りと考えてショートを一考したい。
但し、C波-③波(上昇)の中での調整であることに留意し、あくまでも目線は上方向での短期ショートである。

EURJPY (日足)
強いドルに引っ張られて、トライアングル(赤点線)を上方向に上昇を継続している。
トレードとしては様子見。

EURUSD (日足)
サポートゾーン1.0777-1.0822は強いであろうと考えていたが、スルスルと下抜けた。
その後、前回安値1.0709でサポートされたのでスイングショートは利食ってしまった。
その後の下げ局面では再エントリーをし損ない、下落を傍観していた。
一旦降りてしまうと、次に入るタイミングが難しい。
こちらも、1時間足で下降チャネルラインが奇麗に機能しているので、ドル円と同様に調整入りの目安として注視していきたい。


11月14日からの計画   トランプショックをきっかけにして、重要分岐点からの反転

2016年11月13日 23時27分04秒 | 日々の売買計画と結果

ドル円と対米ドルのチャートには滅多にお目にかかれない程の長い髭が残されている。
トランプ氏勝利の場合には、リスクオフ方向に大きく動くと想定されていた。
ドル円で言えば、少なくとも数時間の間、何回かに渡って100円割れ、95円に向けた下攻めがあると多くのアナリスト(私も)は想定をしていた。
確かにリスクオフの動きにはなったが、想定外だったのは、当確の前後からV字回復をしてしまった事。
振り返ってみれば、例えばシカゴ先物投機筋に代表される通貨取引の建て玉はパンパンに円ロングに傾いた状況の中で選挙を迎えていた。
トランプ勝利によって追加で円ロングが造成されたものの、更なる資金投入は限界に達し、むしろ、利食いの動きによってストップを巻き込んで急騰した…、という事であろう。
「トランプ氏の新政策への期待感から相場は回復した…」、とアナリスト達は一様に解説しているが、それは後出しジャンケンである。
先週のシナリオでは、トランプ氏勝利の場合はドル円100円台から買い場、ユーロドルは1.1139越えから売り場探しを計画していた。
ユーロドルは売れたが、ドル円は買い損ねた。
重要な分岐点でのV字回復により、相場は反転した可能性が高くなった。
但し、ここからの高値追いはいつ梯子を外されるか分からない状態にあり、トレードとしては神経を使う。
スイングでは十分な値幅調整を待ってから仕込みたい。
14日はスーパームーンで、いつになく大きな変動や地震には注意が必要。

USDJPY (日足)
エリオット波動ではC波(上昇)が既にスタートしているという公算が益々強くなった。
但し、チャートは壊れているのでトレードするには難しい。
このレベルから更に買い進むには、急落への恐怖が常に伴う。
当面は短期トレードで回転を効かすしかない。
スイングロングは十分な値幅調整を待って買い場を探したい。
下値目途は、101.18からの上昇時に付けた押し安値レベル104.95-105.00、半値押しの104.00-05、
窓上103.72、押し安値102.99、11/3安値102.54と76.4%押しが重なる102.50レベル。
一方、目先の上値目途は106.93-107.00、前回高値107.48。
107.00をブレイクしても買いは超短期トレードとし、むしろ試し売りにチャレンジする価値はあるかも。
下落に加速がつくと予想外の値動きをしかねないので十分に注意が必要だ。

EURJPY (日足)
日足ベースでは、トライアングル(赤点線)を上方向に抜け出し、前回高値116.36にタッチしている。
様子見。

EURUSD (日足)
注目していたライン②、ライン③、ライン1.1121が重なる重要ポイントを一旦は大きく上抜けたが直後に失速し、結果的にダマシになった。
その反動で、先月安値1.0851を下抜けるまで急落して越週。
これほど相場が荒れてしまうと、先行きの展開が読みづらい。
スイングでは、充分な戻りを待ってから売り場探しをするしかない。
下降トレンドライン②までの戻りがあれば安心して売れるが、果たしてそのレベルまで戻してくれるのか?
下方向には強いサポートゾーン1.0777-1.0822があり、一挙に下抜けることはできない。
ボラティリティが大きい間は、短期回転のトレードが有効と考える。


 


11月7日からの計画   いよいよ米大統領選 スイング構築のタイミングを見極めたい

2016年11月06日 22時50分00秒 | 日々の売買計画と結果

米大統領選挙の開票結果は9日の昼ころには判明するとのことである。
それまでは新たなニュースによって一喜一憂する局面が想定され、乱高下がありそう。
欲張らず、無理をせず、相場がある程度落ち着いてからの参入でも遅くはないと考える。
最終的にはスイングでドル円・ロング、ユーロドル・ショートを構築したいと考えている。(現在はノーポジ)

USDJPY (日足)
先週は100.07を起点とする上昇トレンドライン青③をブレイクして、その後急落した。
超長期下降ライン緑①に頭を押さえられて50.0%レベルまで押したことになる。
今後の下方向は100.00-99.53をキープできるかが大きな問題。
これを割れた場合は95.00-94.69までが想定され、下落波動B波が継続していることになる。
この場合、上昇波C波のスタートが遅れることになり、サイクル的には違和感が出てくる。
いずれにしても、下げた所ではスイングロングを分散して構築していく計画。

EURJPY (日足)
トライアングル(赤点線)から抜け出すことができていない。
様子見。

EURUSD (日足)
3週間の連続した下落に対して、2週間をかけて大きく戻してきた。
週末値レベルは、下降トレンドライン②、上昇トレンドライン③、トライアングル下辺1.1121の各ポイントが重複しているポイント。
重要な分岐点。
このポイントを挟んで乱高下すると思われるが、最終的にどちら方向に向かうのか、様子を見極めたい。
中長期的な波動では下方向と考えているので、もしも、大きく跳ねる場面があればスイングショートを試し売りしたい。