・『デッドヒートの展開だからこそ出た好成績。』
先日、岩手県まで出掛けて、休日であれば岩手はお出掛け圏内であることが分かったので、出掛けてみます。
岩手が圏内なのであれば、絶対に行きたい所と言えば「日本三大蕎麦」の わんこ蕎麦。
ココは蕎麦好きにとって、正に聖地でしょう!
日本三大って事は、世界三大蕎麦処って事です。
前回の岩手遠征は車で行って、とても寂しい思いをしましたので、今回は電車で向かいます。
盛岡駅から初めて訪れた街を眺めながら歩きます。
到着。
初駒 わんこそば本店 (岩手県盛岡市八幡町)
着席後にわんこそばを食べたい事を伝えると、二階の別室に案内されました。
「うわ!すご!」
先客さんが激しいファイト中です。
「マジか・・・あれは無理だわ・・・」
不安になってきた。
しかし、待った無しで始まります。
お隣のテーブルに、ワタシとちょうど同世代のご夫婦らしきお方がいらっしゃって、
そこに一人のお若い女性の給仕さんが、私一人のテーブルとお隣のお二人さんとを担当して頂けるようです。
さあ、始まりました!
1杯目、2杯目、3杯目、4、5、6、7、8、、、、、、、、、
「ハイ、ど~ぞ~、ハイ、ど~ぞ~、ハイ、ど~ぞ~」
若い女性にこう言われるとテンションが上がります。
16杯目、17、18、、、、、、、
50杯目、51、52、、、、、、
「ハイ、ど~ぞ~、ハイ、ど~ぞ~」
まだまだ
70杯目、71、72、、、、、、
んーーーー
80杯目、81、、、(本当はもう数えていない。数えられない。)
隣のご婦人が全く同じペースで食べている!
マラソンでピタリと後ろに張り付かれている気分。
「ハイ、ど~ぞ~、ハイ、ど~ぞ~」
一気に振り切りたい。
85杯目、86、、、(たぶんそのくらい)
まだついてくる。
何だ?この負けたくない気持ちは。
勝負事ではないはずだろ?でもあちらは女性だぞ?
「ハイ、ど~ぞ~、ハイ、ど~ぞ~」
お互いにペースダウンしてきた。
勝負は僅差になるな?
イヤイヤ、そもそも勝負じゃないだろ?考えてみれば女性の大食いは珍しくも何ともない。
「もうそろそろやめよ」
そこから4杯、5杯と食べた所で、
「ハイ、もう結構です。」と白旗。
そうしたら!
お隣のご婦人が!
「はい、ごちそうさまでしたぁ」
絶対にオレのストップコールを待っていたな?
クソ~ 負けた感いっぱいで腹いっぱい。
給仕さんがお椀の数を数えてくれます。
「105杯ですね。100を超えましたのでXXXがありますのでお待ち下さい。」
何と言ったのか聞き取れなかったが、とりあえず待っていたら・・・
これを頂きました。
100杯以上食べると無料で頂けるそうです。
そのサービスを知らなかったので、たまたま100杯を超えていた事に喜んだ。
裏面に日付と105杯食べたという証明が書いてあります。
とても良い思い出が出来ました!
ちなみに、お隣の女性も105杯でした。
「勝てなかったけど敗けてない」と自分に言い聞かせた。
せっかく電車で来たのに、もう何も口にしたくない・・・・
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