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セカンドキャリアと求人募集

久しぶりに大学時代の友人達で作ったグループLINEにメッセージが入った。
ある友人から、2月28日付で今の会社を退職したとの書き込みだった。

彼はそこそこ頭のキレるヤツ。パチスロ好きで、大学の授業も就職活動もろくにせず、パチスロ漬けの日々を過ごしていたけれど、卒業間近に某パチスロメーカーへ見事就職を果たした凄いヤツ。パチスロへの熱い思いだけで、当時業界No.1の一流企業に就職したのは見事で、これが彼の天職なんだと私の目には映った。その後の人生もさぞかし楽しいもので、一流のサラリーマンを過ごしているのだろうと勝手に考えていたのだが…待っていたのは希望退職という名のリストラだったのだ。

次の職は決まっておらず、まずはパチスロと競馬にどっぷり浸かりたいと続く彼からのメッセージを見て、可哀想に思うとともに羨ましくも思った。

もう私はセカンドキャリアを考えても良い年になっていたのだなぁ。

 

ジャパンサイクルリーグ(JCL)開幕まで1ヶ月を切った今日、JCLのホームページで運営スタッフの募集があった。


JCL 運営スタッフの募集について 2021.03.01
JCL は、我々と共に自転車業界を発展させ、世界を目指す運営スタッフを募集します!
自転車ファンの方、業界未経験でもスポーツリーグに関心がある方、ぜひ皆さんのアイデアや情熱で新リーグを一緒に盛り上げませんか?
  1. 応募資格
    不問
  2. 募集部門
    レース運営、広報、総務、スポンサー営業等のスタッフ
    入社後の配属は、本人の希望・適性を踏まえ決定いたします
  3. 給与
    〜2,000 万円
    本人の経歴・適性を踏まえ決定いたします
  4. 勤務時間
    原則 9:00〜17:00 (リモート・フレックス可能)
    レース運営、広報スタッフはレース開催日の土日出勤があります

求人内容がザルで、違和感ありまくりである。

直ぐにSNSのタイムラインがざわついた。

職業安定法の改正で、求人票や募集要項等において、労働条件を明示することが義務付けられている。 求人票のスペースが足りない等、やむを得ない場合には、「詳細は面談の時にお伝えします」などと書いた上で、労働条件の一部を別途明示することも可能だが、この場合原則として、初回の面接等、求人者と求職者が最初に接触する時点までに、全ての労働条件を明示すべきとされているのだ。

最低限明示しなければならない労働条件としては以下の通り。

・業務内容
・契約期間(試用期間があるならそれも)
・就業場所
・就業時間(休憩時間も)
・休日
・時間外労働(裁量労働制であれば、みなし時間も)
・賃金(固定残業代があるなら、みなし時間と支給額)
・加入保険
・募集者の氏名または名称
・正社員か派遣社員かの雇用形態

と、多くの条件を明記する必要がある。
<詳細は厚生省の資料(PDF)を参照>

これでは求職者は応募する気にはならない。
募集する側にとっても不誠実さを伝えてしまうだけで何のメリットも無い。
やたらに目立つ給与の上限額…なんとなく自転車界の闇を感じた。

<2021年3月2日更新>
SNSでガヤガヤしていたおかげか、キチンと修正が入った。
夢のあるお仕事で少しだけセカンドキャリアとして考えたり。

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