全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)が2021年の活動方針を発表。
内容は2021年の活動方針というより、2018年に発表した中長期方針に対する評価と今後の方針である。
詳細はリンク先の資料(PDF)を参照して欲しい。
以下、私の感想だ。
これは、今年誕生したJCLの首脳陣へのメッセージなのだろう。
JCLを立ち上げた首脳陣が、まだJBCFに居た頃に設計した中長期方針は、ほとんどが実現せず、風呂敷を広げただけでなく、大きな赤字が続いていたという事実を公表。今後は原点に戻って選手育成や選手に魅力を増す施策に注力し、これまでのJPT重視から全カテゴリ重視へ、関係者の満足度を向上させる。…というのだが、そこには参加者(観戦者)への施策が全く書かれていない。(JCLの掲げる『あなたの街へ興奮と感動を届けます。 』とは真逆だ。)
所詮、JBCFにとって観戦者は一銭にもならない邪魔者なのかもしれない。
だが本来はレース開催によって、その地域活性化や経済効果があるはずだ。
選手は観戦者をどう思っているのだろうか。