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spacevision

Raw現像ベンチマーク

先日、10年ぶりの自作PCを組み、
ハードとソフトの環境構築を済ませた。


Raw現像を主な目的としたパソコンで
新環境で実際に写真編集も何回か実施。

旧環境のノートPCは来年卒論を控える長男へ譲渡が決定。

譲渡の際には空き容量確保とソフトウェアライセンスの都合もあり
ノートPCの中身を断捨離する必要があるため
アプリケーションを削除する前にRaw現像のベンチマーク比較を行い、
ノートPCとのお別れの儀式とした。今までありがとう。

先に結論を述べておくが、
新環境は旧環境の5倍速い。
もうノートPCには戻れない。
・・・今までありがとう。(二度目)

ベンチマークは昨日の茨城CX涸沼day2撮影画像。

6551枚撮影し1291枚を新環境で現像した。
旧環境のノートPCで作業そのものを再現するのは
考えただけでうんざりなので、

SDカードに残っている6551枚(79.2GB)を使い
・新旧環境で読込(新環境は再読込した)
・読込完了後、冒頭1000枚を残して他の4551枚を削除
・画像を自動補正後、1000枚をRaw現像
この手順で行なった。

2年で集積回路は2倍になるという、
ゴードン・ムーアの法則を思い出しつつ、
まずは結果表をご覧いただきたい。



作業項目それぞれについて補足しながら考察してみると、

1:LrC(Adobe Lightroom Classic)起動
アプリケーションの起動に加え、
約3万枚の画像の入ったカタログファイルを読み込む。
つまりCPUとSSD、両方の性能が影響する。
数秒の違いだが、起動の速さは作業意欲に関わるのだ。

2:SDカード読込
当初は使用したSDカード(詳細は後述)が同じであり、
読込性能は変わらないと思っていたが2倍も向上。
だが、そもそもSDカードのスペックによると150MB/sを謳っている。
79.2GBを150MB/sで転送すると約9分で完了するはず。
150MB/sは理論値だが、新環境でも43分は掛かりすぎである。
(調べてみると色々わかったことがあるので次回に持ち越し)

3:不要画像の削除
読込後のファイル削除のため、SSD性能によるものと思われる。
mSATA(3.0)とm.2(NVMe)の転送速度の差が出たのだろう。
削除中はディスク使用率が100%近く、他の作業が出来ないので
短いに越したことはない。

4:Raw現像
圧倒的。
およそ1.5秒で1枚Raw現像できるということに。文句なし。


トータルで約4時間が約1時間に短縮。
これに写真の間引きや編集時間も加わるが、
これまでサイクルロードレース観戦した翌日から
遅いときは2~3日掛かっていたRaw現像が
ゆっくり写真整理・編集しても翌日には可能であることが数値で表せた。

ただし、今後の課題はSDカードの読込である。
まさかRaw現像より時間が掛かるとは・・・。


参考までにベンチマーク環境は以下の通り。

<Raw画像ファイル>
CR3形式(5472x3648 Canon EOS R6撮影)
 
<SDカード>
SanDisk Extreme 128GB
 
<SDカードリーダー>
バッファローBSCR21U3BK
 
<PC>
旧:DELL Latitude E7450
(CPU:Core i5-5300U)
 新:自作PC
(CPU:Core i5-11400)
 
↑本来なら、ベンチマークのため
新旧PCの詳細なスペックを説明する必要があるかもしれないが、
基本的にRaw現像はCPUの処理能力で性能を左右するので割愛。


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