レストランで食事しながら、ふと外を見ると、
車の通りがピタリとないことに気がついた。
道路は封鎖され、交通規制が始まっていたのだ。
サイクルロードレースの中継をスマホで確認すると
先頭集団は道志みちに入っている。
道志みちは約40km、ダラダラと登り続ける道とはいえ、
あと1時間もすれば先導車がやってくるだろう。
昼食を食べ終わると、そこはレース会場になっていた。
「他人との距離を保って、観戦してください。」
警察官の声がする。
沿道観戦は黙認されているようだった。
中高生のボランティアスタッフの数も多い。
緑色のウェアにプリントが入っている。
「声援は避け、拍手で応援を」
「集う・触れ合う応援は避ける」
「フィジカルディスタンスを保って」
やがて、レース関係車両がやってきた。
トヨタの車がずらり。
バイクは他メーカー。
唯一、トヨタでない特殊車両。
しかもEUナンバーでスペインから持ち込んだ車両のようだ。
この車載装置はカメラとのこと。
五輪初日🗼
— Hibiki Fukui -自転車を洗う人- (@hibike291) July 23, 2021
自転車ロードレースのTVカーはスペインナンバー🇪🇸
これはガチ。中継必見。 pic.twitter.com/Ir9vIv8sEz
それで峠の下り道でもブレずに撮影できていたわけだ…。
この車両が通るということは…!
逃げ集団!
そして、20分差でプロトン。
ポガチャル!!
まだレース序盤、ポガ毛は格納されていた。
選手の通過後、チームカーが延々とやって来る。
平野交差点を曲がるだけでもプチ渋滞。
国の数だけ用意されているのだろうか…。
最後に救急車とサグワゴン。
救急車3台、サグワゴンも3台用意されているとは。
(ジャパンカップですら1台ずつだというのに)
オリンピックの凄さを知った。
山中湖村を通過した選手は富士スピードウェイに向かう。
レース終盤まで誰が金メダルを獲得するかわからない展開。
フィニッシュに至るまでが凄かった。
山中湖まで足を運んだ甲斐があった。
<追記>
本当かどうか分からないが、オリンピック開会式翌日にサイクルロードレースが行われるのは、ヘリの上空撮影で日本の景色を映し、「オリンピックってこんな国で行われるんだよ」と世界に配信することが目的だという。
確かにTwitterトレンドに上がり、
サイクルロードレースを知らない人々も興味を持ってくれたように感じた。