わんこ狂想曲

シェルティれお&ルネ&蓮&蘭のお話。
闘病日記、子育て日記、多頭飼い日記などわんことの生活の記録です。

ペットロス

2005-06-10 19:14:50 | オーナーのつぶやき
ペットロスという言葉はここ何年かで
一般にもずいぶん浸透したように思います。

私ももちろんこの言葉は知っていましたが
今までは
ペットロス=ペットを亡くした哀しみが大きくて心の病にかかるって事
なんだろうとおおざっぱにしか知らなかったので
ネットで検索して
ペットロスのページを山のように読んでみました。

ペットロス・サポートの会 ペットロスとは
ここに「ペットロスに見られる症状」が載っています。

体の変化という症状ですが
私は最初の何日かは確かに不眠や食欲不振などもありましたが
それはすぐになくなりました。
幻惑や幻覚、幻聴というものは不思議な位なかったです。
れおが入院中は幻覚、幻聴があったのですが。

夢は時々見ますがれおは一瞬しか出てきてくれません。
なぜかれおではないわんこがよく出てきます。
立てなくて調子が悪そうにしているラブラドールの夢。
(不思議なことにラブラドールはしぃも私が見た翌日に夢に出てきたそうです。)
雑種のわんこと雪道で一緒にいる夢。
アイリッシュセッターが出てきたことも。
れおが生きていた時はわんこの夢など見ることもなかったのに。

精神的変化という症状については
孤独感、疎外感、不安感といったものは
ないです。
「れおと一緒じゃないと生きていけない」と
れおに言っていた割に、飼い主強いので。(苦笑)

集中力、思考力の低下は微妙にありますね。
真剣に何かやり始めると集中しているので
出来ないってことでもないんですが、
ぼーっとしてることが多いです。
れおのことを考え出すとしばらくずーっと考えてしまいます。

寝込んだり、飲酒したりはありません。
れおがいるときはいつも一緒にお昼寝お昼寝♪でしたが
いなくなってからはひとりでお昼寝しても・・・って
感じです。

最期に恨み、悔みですが
恨みは一瞬ですが時々起こります。

亡くなる前の日に担当医がいなかった為
診療してもらえなかったので、
もしその日に診療してくれてたら
今もまだ一緒に暮らせていたのかも知れなかったのに!
思ったりすることもあります。
でもあくまで一瞬そう思うというだけで
すぐに現実的になります。

冷静に考えると、その時助かったとしても
もともとの病気が治るわけではないし、
逆に苦しむ時間が長く続いてしまったかも知れない・・・ので
結果的にどちらが良かったのかなんて
わかりはしないのですから。

あとは例えば「ペットロス掲示板」とかを
見たとします。
○月○日 13歳で亡くなりました。
なんていうのを見たとすると、
13歳まで生きたのならいいじゃない。と
悪魔のような事を思ってしまう自分がいたりします。
もちろんすぐに我に返りますけどね。
何歳でも哀しいのにかわりはありません。

悔みに関してはすごくあります。
自分で「私ってペットロス?」って思う一番はこの
「悔み」です。

と、いうのも私は普段後悔することはほとんどないのです。
後悔するのは大嫌い!
「あのときこうしておけば良かった」とか思うほど
無意味なものはないんじゃないかと・・・。

人に言われてやったことで失敗なんかしたら
すごーく後悔してしまうと思うので
自分で決めることがほとんどです。
自分で決めたことならば、失敗したとしても
それは全部自分の責任です。
自分で決めたことなら仕方ないって納得できます。

なのにれおが亡くなってからというのも
「もっと~してあげればよかった。」
「あのときの選択は間違っていたんじゃないか。」
とか思ってばかりなのです。

今更そんなこと考えても仕方がないのは
わかっているんですが。

れおに申し訳ない気持ちでいっぱいで
割り切れないんだと思います。

仮に時間が戻ったとしても
違うことが出来る保障なんて
どこにもないのに、
あのときこうしておけば良かったと思うなんて
愚かだな・・と思ったりしてるんですけどね。


れおがまだ普通に過ごしていたときから
私にはなんとなく別れが近いような予感はありました。
自分の目の前に元気に笑ってくれるれおがいるのにも
関わらず別れた時の事を考え涙が溢れてしまったことも
あります。
その時、本当にれおがいなくなったらどうしたらいいんだろうと
思いましたが、
その後れおは入院して家に自分がいないことを慣れさせたり、
最期の方は私の近くに寄らなくなったりして
「おれがいない生活になっても大丈夫になれよ」って
私を訓練して旅立っていったので
普通に生活しています。

普通に生活していますが、辛さは相当なものです。


これからわんこと生活したいと考えている人に
伝えたいなぁと思うことが新たにひとつ出来ました。

精神的に弱い人はやめた方がいいと思う。


でも、
別れが辛いから飼わない!!などと
必要以上に怯えることはもちろんありません。
別れが辛くても他にたくさんの幸福をもたらして
くれるのですから。