心景色のままに

花、空、人・・・こころのあるがままに書き綴った詩、写真。

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光の道が・・

2006-08-16 23:55:00 | Weblog
新しい一日の始まりを

岬の上から 待ちながら

わたしは 祈っていました・・。

わたしは 願っていました・・。


昆布漁の船が 港へ帰っていきます。


光の道が だんだん長くなり

わたしのところまで 届いてきたら

瞳を閉じて 深呼吸 少し冷たい空気の中に

潮のかほりに混じって

朝日のにほひが するでしょう。


耳の傍で潮風が 囁く。

大切な願いを そっと していました。

長い祈りの時を 優しく照らす 光の道。









再会

2006-08-16 23:13:41 | Weblog
旅することの 楽しさや 素晴しさを

教えてもらった 北海道の旅。

その中でも、スリルと感動をくれたこの山

出会いのその時の感動が 心に焼き付いてずっと離れなかった・・

札幌からプロペラ機で利尻空港へ降りたとき

その美しく、雄雄しい姿に一目惚れをした 利尻山

利尻富士。

雨の中、この山に苦労をしながら登ったのも

滑落の寸前で危なかった事も
 
一枚の板チョコを友人と分け合って食べたことも

遠い日の思い出の 断片としてよりも濃く


会いたかった。

涼やかに

2006-08-15 11:16:58 | Weblog
暑い 暑い 神戸の町

山の上のハーブ園に

涼やかな色の 花を見つけて・・


神戸の町には 幾つかの想い出があるけれど・・

震災の後・・ここまで綺麗な町に!なっていることに感動。

テレビで見たりはしていても、昔の町の記憶と

リアルタイムで見ていた震災当日の記憶が・・。

今回、訪れてみて

人間の造ったものの脆さと 

人間の強さたくましさを 古い物にも新しいものにも感じながら

そこに暮らす人たちへ想いを馳せた。

湿原のコンサート

2006-07-08 09:34:05 | Weblog

誰もいない静かな湿原に

しずかに スローに 風に揺られ

さわさわ ざわざわ さ~~~ 

ワタスゲが 踊る

遠くで 雷鳴の効果音


周りの木々や 草花たちの伴奏に

野鳥達の高音の囀りと 

低音の蛙たちの歌声がこだまする

そして 耳を傾けるのは

私 と ニッコウキスゲ

こぼれないように

2006-06-24 00:28:36 | Weblog
柔らかな頬を流れる

涙の筋を 何度拭ってきたのだろう

悲しい想いを 悔しい思いを

辛い思いを ・・・

何度堪えてきただろう


そのたびに、もうここまで。と・・

重たい荷物 降ろしていいよね


流す涙の数だけ 頑張ってきたから

だから、こぼれないように

唇かみ締めて

空を仰いで見る




ため息を集めたら

2006-06-20 06:46:31 | Weblog

日曜日のお天気
梅雨真っ只中の暗い空で
しとしと 雨が降っていて

まるで空のため息のようだな・・って

思わず私も ため息・・

そうですね・・
ため息から片付ければいいんですね

いろんなことがあり過ぎて
いっぱい、いっぱいになって

ため息をつくたび
誰かが言ってた 「ため息は・・命を削る 鉋なり」
そのたび、「削っちゃった・・・」ってまた、つぶやく。


雨の日曜日、重い背中を押されて
出かけた 場所で見つけたの・・
蓮の葉の上に・・ 

ほら、空のため息。


こころ映して

2006-05-14 22:18:08 | Weblog

久しぶりに体調を崩して 気分は晴れません。

「ゆっくり休んで・・」の優しいメール

ひとりの部屋が妙に心細い

窓のカーテンも引いたまま

雨も上がって日が出てきたら、思い切って起きてみよう・・。

そう呟きながら・・深い眠りの中に落ちていく


カーテン越しの明るさと小鳥の声で目を覚ます。

やっと、目覚めてお水を一口。

そうだ・・庭に出てみよう。

雨上がりの庭は・・眩しい。

一番初めに目に留まった・・この花に

こころの色が映っているよう