涼風

高い空に向かって

叫びたい

熱い想いの冷却剤のような　

涼風を　胸いっぱい吸い込んで


あなたの名前を・・

わたしを　私を見て～と

雨上がり

土曜の午後・・
突然の雨に　空には重たい雲と
そして・・晴れ間

川を渡る電車の窓から
キラキラ光る川面を眺めて
あなたの事を考えてた・・

ふと　目を上げたら
ずっと向こうの雲の切れ間から
薄いレースのカーテンのような
陽が射して　手が届きそう

青空が私たちを覗いているみたい
遠く離れていると思っても
青空の向こうから見てみたら

ほーら・・近くにいるじゃないって
笑っているみたい
雨上がりの　晴れ間のように

空と海と丘と・・

空も丘も瑠璃色に

瑠璃の丘と空と

ネモフィラの花・・・（瑠璃唐草）
強い海風の渡る　海岸に近い丘一面に瑠璃色が広がる
晴れていたら・・きっと空の色との境が淡く
一枚の絵の中のグラデーションのように
見る人を吸い込んでしまいそうになる。