心景色のままに

花、空、人・・・こころのあるがままに書き綴った詩、写真。

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淡雪

2005-02-26 06:31:16 | Weblog
春間近 積もる淡雪

見て 母は

父のもとへと 一人旅立つ 
 


白々と 明ける朝日を 恨めしく

時を戻せと 堪える涙



同じ頃 庭の淡雪 眺めた朝に

返らぬ時を 返らぬ母を


『 人 生 』 ・ ・ ・ 伯父たちに

2005-02-15 06:08:39 | Weblog
時間はいろいろなものを静かに変えていってくれます。
悲しみも癒してくれます。
忘れてしまいたくないことも
遠い記憶の海に沈めてしまいます。

それでいいのかもしれない
次々と沈んでいく記憶を全て残しておくことに
何の意味もないのかもしれない
でも、人は自分の生きた証を 書き遺そうとする
あなたがしたように・・

どんなに深く記憶の中に沈んでいたとしても
後を歩いていく者として
自分探しの時が来るのだと知りました
その時、後から歩く者として
あなたの残してくれた物で
知らないあなたに 出会えます。

人は、親となって
形は様々でも、我が子を慈しみ育てて
自分の死をもって
我が子を 一人前にするのかな・・
それが、最後の子育ての完結なのかな・・
親の生きていく様 全てが
口では言わない子育てだったのですね


だから、父の出来なかった後のこと
何とか仕上げようと思ったけれど・・
見て頂けませんでしたね
『ごめんなさい。』

男兄弟3人仲良く
違いますね、先に行っている皆さんたちとも
思い出話でもしながら読んでください。
近いうちにいつか、必ず形にして
報告しますからね。

私も今から
自分の人生の終焉の時に
後を歩く 人達に何が遺せるのだろうと
思うことを教えて頂きました。
これからも 思い出をたどりながら
教えて頂くことが たくさんありそうです

『ありがとうございます』

             合掌

寒い朝

2005-02-05 21:42:09 | Weblog
寒い朝
両手がポケットの中に張り付いて 
剥がれやしない

寒い朝 
僕は なんとなく前屈み

横断歩道の向こう側
僕を見つけた君が 何か言ってるみたいだよ・・

寒い朝
君の『おはよう』が
白く ぽっかり浮かんでた

~~~~~~~~~西の星~~~~~~~~



   寒い朝
   両手を頬に張り付けて
   肩をすくめる

   寒い朝
   私は なんとなく小走り

   横断歩道の向こう側
   私を見つけたあなたが 何か言っているみたい・・

   寒い朝
   あなたの『げんき?』に
   私の心は ポ~ッと あたたか 

~~~~~~~~~~東の星~~~~~~~~~~~~





花嫁は

2005-02-01 04:01:25 | Weblog
幼い日から 憧れて

夢にまで見た 花嫁姿

白いドレスに包まれて

あなたは 幸せのすべてを

笑顔で見せている

おめでとう


人生の中で 一番輝いたその瞬間に

立ち会えた すべての人も

しあわせ色で 包んで


式の前 不安で泣き出したことも

バージンロードを歩きながら

涙で震えていたことも

天国のお母さんの分まで

見ていましたよ

きれいな花嫁姿