『秋の星座を潜り抜け・・（リーズナブル月旅行）』

「ねぇ、アメリカのアポロ計画で、また人を月に送るんだって・・」
「何十億？かで宇宙旅行も行けるんだって・・」

ふ～ん・・人間の進歩って　つまんないね

それより今から海に行こうよ　
テトラポットに座って　おしゃべりしながら夜を待つんだ

真っ暗な海と　真っ暗な空・・　その境い目が消えるまで

でも、お月様と星だけは　ここが空だよって教えてくれるんだ

そしてぼくらの前には・・　キラキラ輝く　海に映った月の道。

いつだって連れて行ってあげるよ　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　星の王子様より　☆ミ



　　　わぁ～素敵！

　　　真っ暗な海と　真っ暗な空の・・　その境目の消えるまで

　　　空気の無い　宇宙と違って・・　潮風と香りのする　宇宙旅行ネ

　　　音の無い　宇宙じゃなくって・・　

　　　波の音と　時々魚の跳ねる音がする

　　　風が　冷たくなってきて　お星様を　数えて・・

　　　指先が凍えてきそう

　　　温かいコーヒー　持って　行く　　　豆は何がいいかしら・・　

　　　ミルを廻して・・　星達の世界になるのを　待つから


　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 花追い人 　 ☆ミ

中秋の名月

綺麗な月が 出ています

テラスから 外を見てみたら

明るい月に照らされて

庭の白いベンチが　くっきりと浮かんで淋しげで

昨夜よりも心なし　元気に聞える虫の声をBGMに

すっと伸びた背高の　白のシュウメイ菊が

急に吹いた風に揺られ　心地良さそう



今夜の月なら　グラスに浮かべ
秋の気配を味わいながら
酔ってみてもいいかしら・・

ほんのすこし

季節は　もう秋への準備を始めています。
ショーウィンドゥを飾る　服の色も
熱い夏を　懐かしむ心も
物思う　秋色に染まりかけています。

もう少し、日の傾きが早くなったら
土手に上って　自分の影を見つめてみたり
公園のベンチに腰かけてみたり
街路樹に絡みつく　色付きはじめた山蔓の小さな葉を眺めたり
空を見上げて　移り行く風の唱を聞いてみませんか・・

ほんの少し、立ち止まったら・・・
また、明日から歩き始める勇気が湧いてくるから