心景色のままに

花、空、人・・・こころのあるがままに書き綴った詩、写真。

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オルゴール

2005-08-16 01:11:11 | Weblog


旅先で見つけた小さなオルゴール ふたつ
ひとつは
掌の中で 私だけに奏でてくれる 
「世界に一つだけの花」を

もうひとつは
曲と入れ物を組み合わせられる シンプルなもの
今の娘のために 
「tomorrow」を選んだ
なんて、心に沁み込む曲なのだろう

今までに贈られた幾つかのオルゴール

幼い頃、父から貰った オルゴール
蓋を開くとバレリーナがくるくる踊る 

成人式のお祝いに 
大好きだった従兄から貰った オルゴール
蓄音機の形の宝石入れだった
引き出しを開けると流れる曲を
何度も何度も聴いたもの・・

そして友人から贈られた オルゴール
思いの篭った・・「星に願いを・・」
聴きながら 涙がこぼれた

今でも時々、ネジを回して聴いてみる 
心の隅の方へしまわれた
深い記憶の中の 弦を爪弾く
天使の呟きのような音色

娘の心の宝石箱にも
ふたつ目のオルゴールが並んだ
ひとつ目は・・
父親からのプレゼント

リゾートウェディングも・・

2005-08-11 13:51:33 | Weblog
キロロリゾートのホテル
中の賑わいをよそに・・
ライトに浮かび上がった白いチャペル
ほんの少しステンドガラスの色が見える

今度生まれ変わってきたら
白いチャペルで
大好きな花に囲まれたバージンロードを
祭壇の前まで歩いて・・

映画のワンシーンを見たような
若いふたりが
チャペルを眺めていました。
きっと、あの恋人同士も
同じことを思っていたのかな

遠くから見ている私まで
頬が熱くなる

大きな木よ

2005-08-02 20:24:38 | Weblog
おおきな木よ・・
何年そこに立っているのか
真夏の炎天下、嵐の日も ずっと
北の大地も凍える厳冬の猛吹雪の中も

静かにじっとそこに立ち
大地の広さと、大空との間に立つ
シンボルツリーのよう

おおきな木よ・・
気の遠くなるほどゆったりとした時の流れを
静かに見つめてきた・・おおきな木

これからも、ずっと何を見つめていくのだろう
そんなに大きく高く背伸びして・・
何を見つめているのだろう
どこまで遠くが見えますか。

いつかまた、訪れた時にも
いつか・・私の子ども達が訪れた時にも
そこに立っていて
大きく緩やかな時の流れを伝えてほしい。

おおきな木よ・・。