こころ景色

こころ景色

再開

心景色のままに
慌ただしい日々を重ねて・・

余裕が無く、きょうまで

もうすぐ 真っ白なドレスを着て・・

２０１２年９月１５日（土）

明日、娘の嫁ぐ日。

初めて　お腹の中の鼓動を聞いた日
白黒超音波画像の小さな姿を眼にした日
元気にお腹を蹴って暴れてた・・

初めて　この手に抱いた日
「ちいちゃ～い！」と思わずつぶやいてしまった。
保育器の中のあなたは　小さかったけれど
手足をバタバタさせて　大きなあくびをしていた
初めて　母乳を飲んでくれた日

いつも、みんなより二回りくらい小さな子だったけれど・・
元気だけは二倍だったかな・・

初めて　喘息で発作を起こした日
それから、季節の変わり目になると
発作が起きて、吸入や点滴は決まって真夜中や明け方

お兄ちゃんが通っているスイミング
あなたの「やりたい！」始まりだったかな？
中耳炎が酷くなってドクターストップ。

それでも、保育園の頃は
まるで「元気玉のような子」だって思っていました。
たくさん、たくさん元気を貰ったな・・
なんでも、最後まで諦めないで頑張る子だったね

一年越しで捜したバレエ教室。
どうしてもやりたいって言って始めたピアノ。

身体より大きく見えたランドセル
だから、いちばん軽い物を選んだのよ
時々、喘息は起こしたけれど　いつも前向きで活発な子

ずっと学級委員で、運動会の徒競走・リレーは声が嗄れたもの
マラソン大会は、一度だけライバルに負けてくやしがってたね
行事の伴奏をやっと仕事を抜けて見に行ったものです。
学童のドッジボール大会は三人娘の活躍で毎年優勝だったかな？
お兄ちゃんに負けたくなくて始めたお習字も展覧会に家族で見に行ったものです。

気がついたら６年間の皆勤賞。
これも、お兄ちゃんが目標だったね。




中学の制服姿・・可愛かったですよ。
バレエのために伸ばした髪をバッサリ切って
陸上部に入部。
走ることが好きだったから・・
お父さんも、お母さんも、おじいちゃん・おばあちゃん達も応援団
お休みの日は、競技場通いの日々。
大会も大急ぎで駆けつけたものです。

マイガーデン

マイガーデン

デジブック 『清水公園の牡丹』

デジブック 『清水公園の牡丹』


震災からずっと、心に重い蓋をしてしまっていたような日々が続き、ＧＷを迎えても外出する気持ちになれなかった。
どんなことが起こっても、陽は沈み・また、昇るのだと・・必ず明日が、季節が巡ってくるのだと花々は優しく教えてくれている。
雨にも風にも夏の暑さにも、冬の寒さにも耐えて、また、花を咲かせると・・・

祈りの日

春一番が吹いたんですね・・
ぽかぽか暖かな日だと思ったら
渇いた庭の　満開の紅梅の木の下で
うつむいたまま　薄桃色のクリスマス・ローズが
一雨ごとに、背伸びして
恥じらうように下向きに開き始めました。

暖かな春の日が近いことを　知らせるかのように


６年前の今日の朝は・・淡雪。
あの日で止まったままの時計がある・・・

叔母の７８回目の誕生日。
ホスピスの病室に　お祝いの花を贈る。
この日が迎えられる希望は無いと言われながら
何度かの岐路を　強い生命力と
家族の必死の祈りで　
７８回目の今日を迎えることができました。
できることなら・・・
これから何度も７９回目・８０回・８１回・・・
と重ねられることを祈っています

そして、私の母の６年目の命日。

深呼吸をしに

関東は台風の通過で雨模様

どんよりした気分を　振り払うように

デジカメとＥＴＣカードを手にした


信州に向かう・・

甲府にはいると青空が迎えてくれた

八ヶ岳　甲斐駒ヶ岳・・

信州の山は気持ちよく　迎えてくれた


やっぱり、山はいい～！！

向かったところは　信州伊那高原

空の青さが眩しい

大きな深呼吸をしてきた

夏の記憶

暑い夏の記憶

長い夏の記憶

あのひまわり畑の　背の高さ

向こうに見える　景色

高く　澄んだ　蒼い空

ぷっかり　浮かぶ　白い雲

誰かさんの　麦わら帽子

そして　　風の音

八重咲きのクリスマス・ローズ

今年は可憐な花が増えました。

今年も見事に咲きました

冬の寒さにじっと耐えて

今年も数種類のクリスマス・ローズが

次々に咲き出しました。

控えめに俯き　咲き始めるこの花の

強さと美しさに惹かれ

また、新しい株が仲間入りしました。


忙しい毎日に・・

どこかへ深呼吸しに出かけたい

そんな疲れた私を

見送り、迎えてくれる。

庭のクリスマス・ローズたち