真実の扉

「何もしないことをする時」「何も考えないことをする時」・・本当の自分の扉が開く

詐欺も共同創造

2005年06月21日 09時23分54秒 | 新しい秩序へ

 ちょっと前に、会員2000人を抱える「やまびこ会」というNPO団体が、ダイオキシンが出ない焼却炉の開発に成功したという嘘をもとに、会員を騙して20億円の詐欺が発覚し、会長が逮捕されました。

  詐欺は単なる寄付ではなくて焼却炉製造のための慈善の出資ということと、半年で出資額が倍になるというともあってか、多くの出資金が集まりました。ちょっと冷たい言い方かもしれませんが、宇宙の法則から観れば、騙したほうも騙したほうですが、騙されたほうも騙されたほうなのです。
 起こるべくして起こったことであると同時に、双方だけではなくて、私たち野次馬にも必要ということで起きているのです。宇宙に不必要で起きることなど無いのですから、本来は疑う余地の無いことです。
 表面的に人のため良いことをしているという安心、出資ということと投資した資金が汗水流さずに楽に増えるという甘い言葉に乗る怠け心、安易な判断力(やまびこ会がダイオキシンの出ない焼却炉の開発に成功したという馬鹿げた発表を安易に信じる心)、そんな欲、よからぬ欲は、よからぬ欲が消滅する方向へと事態をいざなうべく、共同創造を作り出します。

  私たちは現在意識だけで考え、普段行動しているように感じているのかもしれませんが、実際には無意識とも言っていい魂の意思を受けながら人生の出来事は運営されています。自分に起きている事件は、生まれながらに覚悟を決めたひとつのハードルですら、実は魂は納得づくで事件を受け入れていると思って間違いないでしょう。

  霊的な意味(私たちの実在は霊的なもの)から進化とは、意識の進化のことです。学校の成績が伸びたとか、100メートル何秒を切って走ったとかは、精神の部分的(努力や継続するというような精神の)成長のための行為継続の結果であって、その結果自体は特にどうどういうものではありません。
  ですから自分にとって不愉快な現象が起きたときは、現在意識から見ればとても腹の立つことであっても、その現象を作り出している本当の意思からすれば好ましいことでもあるわけです
 それゆえ、私たちは常に私たちの(加害者と言われる共演者の魂も含め)本当の自分とも言える魂たちの意思の側から物事が起きている道理の意味を、繊細で謙虚な、冷静で平穏な意識から眺め、進化の糧としなければならないと思うわけです。

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 gooのブログもいろいろと進化しているようで、ちょっと遊んでみました。↑(ジョンのアート)

 今日の冒頭の絵は正垣さんの「雨降り」 

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2 コメント

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くろうには意味がある (kurohogan)
2005-06-22 08:02:41
エジプトのヨセフを思い出します。無実で奴隷になっても、無期で牢屋に入れられても、最後は「国の司」になり、イスラエルを救う。「あなた方がわたしを売ったのを悔やむことはありません。あなた方イスラエルのすえを地上に残す為、わたしを先にエジプトに送られたのです。」

出資と投資という「常識」なんとかならないですかねー。(^^)
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kurohoganさん (とびら)
2005-06-22 08:35:44
kurohoganさん、おはようございます。



私も

>「あなた方がわたしを売ったのを悔やむことはありません・・・



とう言葉から、

カルマは「許せない心」が作っていて、

それが循環しているというということを

再認識しました。



>出資と投資という「常識」なんとかならないですかねー。



ならないですね。まだまだ悲しみの学びが足らないようで・・・
返信する

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