真実の扉

「何もしないことをする時」「何も考えないことをする時」・・本当の自分の扉が開く

若貴の争いから共同創造を学ぶ

2005年06月20日 07時56分34秒 | 新しい秩序へ
 三行半(みくだりはん)という言葉があります。これは「棄妻」と言いまして、夫は一方的に妻と別れることができた時代の離縁状です。夫が離縁状に墨で三行半を半紙に書けばそれで離婚できたという滅茶苦茶なものです。

清算

 西暦701年制定の律令によれば、子が出来ない、淫乱、舅を大事にしないとか、果てはおしゃべりなどの理由のどれかに当てはまれば離婚できたといいます。今からは考えられない男尊女卑の酷い法律があったものです。もちろん慰謝料などは不要とのことです(ただ当時、貨幣は庶民には流通していないでしょうが)。嫁の立場は非常に弱く、涙した女性は多かったことでしょう。考えただけで心が痛みます。

 で、長い間、江戸期の離婚までもが、この夫の「三下り半宣言」で一方的に離婚が成立すると思われていたようです。しかし最近の資料から、どうもそれは真実ではなくて、実際には妻の方が離婚訴訟を起こした例や、離婚に合意しない妻を監禁した夫が罪に問われ有罪判決を受けた例、そして離婚の際には妻の持参金を全額返還しなければならないという慣習があったことも明らかになりつつあります。しかしそうは言っても、かつての日本の男尊女卑的な風習が日本の離婚数を抑制してきたひとつの理由であることは否めないでしょう。

 そして近年、日本の離婚件数はうなぎのぼりに伸び、現在の離婚率は3組結婚して1組離婚するという現状になっています。

 現在地球は次元の上昇の時にあり、多分実際にはもう4次元の一歩手前か、あるいは4次元に既に突入している可能性が高く、それが様々の軋轢となって現れていることが考えられます。そしていよいよこの地球の波動レベルは間もなく、待ちに待った5次元に突入ということになります。家族といえども5次元の波動に同調できない人たちの反目は日に日に増える傾向にあります。
 この機に、清算できるものは困難を受け入れて変革しなくては。

共同創造

 昨日の話の続きですが、最近、元横綱の貴乃花親方と兄の元若乃花がいがみあっています。傍目から見ていると本当にみっともないことです。見ているだけで同じ日本人としても、人類としても、恥ずかしくなります。
 でも、これが毎日のようにマスコミ各紙(誌)やテレビの電波に乗って放送され、私たちの目に否応なしに飛び込んでくるということの意味も考えねばなりません。それだけ日本国民の目に止まる必然性もあったということです。ここから学ぶものがあるから、こういう現実が起きているのです。

 この兄弟は最終的には訴訟問題に発展しそうですが、自分という宇宙を除けば、私たちのの最も身近である夫婦・兄弟・親子という親族間の関係にすべて亀裂が入っているということで、今の日本人、今後の日本人が明日にでもぶち当たる問題の壁を反映として見せてくれているような物語です。
(それと、この分裂が自分の表ではなくて自分の中でも始まっているということに気付いている人も多くいると思います。ともかく今年の変化はすべておいて恒常のものとはかなり違うものになると感じています)。

 こういう問題の戯曲はすべて共同創造として作り出されているのであり、私たち観客も含めて創造に参加した者にとって無関係の物語として現象化されている訳ではありません。私たちは今は単に観客でいるだけかもしれませんが、明日は我が身かもしれません。遺産相続などの「欲」という学びではすべての人類に行き当たります。人事(ひとごと)として片付けずに、自分の中の問題としても考えてみたいものです。
 
 芸能人やスポーツ選手を始め、総理大臣まで含めて署名な人というのは、心の反映としての現象化という意味では大きな役割を担っています。ゴシップを与えてくれている芸能人などの有名人を馬鹿にしてはいけません。一般の人間よりはズッとエネルギッシュで行動力を持ち、直観のままに動くところがあります。
 ただ非常識であったり、洗心に程遠い人も多いために傍目から見ると(先の問題のような)失敗も多いのですが、それも計画内です。意外と思われるかもしれませんが、洗心されていないからといって神とつながっていないというわけではないのです。
 なぜならば、悪役を演じながら、人の反映としての役割も確かに果たしているのですから・・・。

 自分にとって良からぬ人、傲慢で許せない人がいた、しかしだからこそ自分は成長したのかも知れない、自分の人生は花開いたのだ、という例はいくらでもあるのです。
 もしもそんなことは無い、と言う人がたら、それはすべてを人の所為にしていたか、自分の不幸に対してそれを逆手にとって、糧にして、人生を見つめて歩かなかった可能性が限りなく高いでしょう。   ― つづく ―

↓参考になったら、思うところがあったらクリックしてください 
「人気ブログランキング」

写真は〝時さん〟 ちょっと遅いけど〈フキノトウ〉
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 無意識に役割を分かち合う | トップ | 詐欺も共同創造 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あい (kurohogan)
2005-06-20 13:39:31
とびらさん。人生を「愛」しているんですね。
返信する
kurohoganさんへ (とびら)
2005-06-20 22:59:31
いつもコメントありがとうございます。



>人生を「愛」しているんですね。



起きることにすべて理由を考えてしまう、

という「変な癖」が止まぬだけかも。。。

ありがとうございました。
返信する
同じ事を感じます。 (リリ)
2005-06-21 04:38:52


>最も身近である夫婦・兄弟・親子という親族間の関係に

>すべて亀裂が入っているということで、

>今の日本人、今後の日本人が明日にでもぶち当たる

>問題の壁を反映として見せてくれているような物語です。



これだけの離婚率。

未婚者の多さ。

不妊夫婦の多さ。



などなどは、

「家族」の在り方・・・

「結婚制度」の在り方・・・

今のコミュニティーの在り方・・・

に対する歪を如実に現している

現象に思えてなりません。

返信する
リリさんへ (とびら)
2005-06-21 07:28:51
おはようございます。リリさん。



これらの変化は、自己の確立の必要性、間もなく来るだろう古い地球の終焉からも、見方を変えれば必然として起きていると、妙に納得してしまいます。
返信する
Unknown (そら*^-^*)
2005-06-21 09:05:22
とびらさん、こんにちは。



喧嘩を見るのは辛いです。ましてや2人しかいない兄弟なのに。

もうやめてほしいです。



それと、今回ブログを移動しました。

時間のあるときにでも遊びに来てくださいね。^^
返信する
そらさん (とびら)
2005-06-21 09:35:48
そらさん、おはようございます。



>重荷ってのは、

>それを背負える肩を選んで

>のせられるもんだ。



昨日のそらさんのブログの言葉ですが、まさに真理だと思います。

まだ光の子だと気づいていない光の子にもっとも必要な理解だと思います。これを知らずに苦しんでいる光の子が何と多いことか。



ところで、ブログの引越しですか。私のブログでブックマークしている人では二人目ですね。みなさんもそれぞれのブログにご不満があるようですね。しかし積極的でいいですね。



私も変えたいけど、Gooも頑張っていて、いろいろと機能を付けはじめました。

やる事が山のようになっているのでブログに関しては暫く静観します。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

新しい秩序へ」カテゴリの最新記事