4年生の時は
塾を辞めた喪失感と
担任の先生が嫌だった
5年生の時は
学校を休んででも
何にも縛られくことなく
ゲームを思い切り自由に遊びたかった
不登校の理由やきっかけを源次郎はそう話す
6年生になった現在は
どうして?
源次郎に何が起こっているの?
聞いてみた...
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源次郎はやっと
本当のことを答えてくれた
実は...
同級生の一部に
いじめられているということを
涙ながらに聞かせてくれた
源次郎は現在スマートフォンを所持している
ゲーム仲間のグループLINEで
複数の同級生から誹謗中傷発言があり
グループから追放されたという
LINEでのやりとりはスクリーンショットで証拠として保存してある
また、ゲーム中に
グループLINEで誹謗中傷をした同じ同級生たちから
「◎◎デブ」
「不登校△△」
「お前が死んでも、◇◇◇◇◇」
など暴言をぶつけられた
さらに、学校でも同様に
心無い言葉で馬鹿にされたという
源次郎は
「太っている自分は学校に行かないほうがいい」
「このまま卒業するまで学校に行きたくない」
と泣きながら話してくれた
いじめは
6年生になって始まったという
スマホを持ち始めてからだ
ボクは
「話してくれてありがとう、これまで我慢してきたんだな
長い間辛かったよな、オレはお前の味方だからな...」
と言うのが精いっぱいだった
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後日、担任の先生と複数回の面談を行った
夕方の
生徒のいない学校へ源次郎も連れて行った
源次郎はスクリーンショットを先生に見せて
これまでのことを話した
ボクが思っていた以上に
しっかりと
先生の目を見ながら話していたことに驚いた
(ボクは大人になっても相手の目を見て会話が出来ない)
「勇気を持って話してくれてありがとう」
と担任の先生に言われた
学校側は事態を把握したので厳しく対処するという
源次郎も半月ぶりに学校へ通うことになった
彼は停滞していたわけではない
ボクが思っている以上に
成長していたんだ...そう感じた
イジメの解決は簡単なものではないだろう
不登校の
今後の展望はどうなるかは分からない...
いろいろあったけど
不登校の始まりがボクの責任なのは
逃れられない現実だ