中国には、まだ「言論統制」「情報統制」があって・・・
でも、それに対抗するマスコミ意識も生まれている。
以下、毎日新聞Web記事の引用です。
(このブログは、中国でも見れるんですよね)
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中国:記事改ざん問題 「南方週末」支援の動きさらに拡大
毎日新聞 2013年01月12日 20時02分(最終更新 01月12日 22時06分)
【北京・成沢健一】中国広東省の週刊紙、南方週末の記事が地元当局の指示で改ざんされた問題で、別の新聞が南方週末を支持する動きが広がっている。統制下にある新聞が半ば公然と当局に反発するのは異例だ。
河南省の日刊紙、東方今報は11日付の1面で南方週末の題字を載せ、「私たちは一緒にいる」との見出しを掲げた。記事は河南省の女性が運営する孤児院で4日に起きた火災で7人の孤児が死亡した悲劇を伝える内容。南方週末最新号の1面に掲載された子供に食事を与えている女性の写真は東方今報が提供したものと説明した。
東方今報は「ともにメディアの責任を負い、ともに道徳の最低ラインを守る」と記し、南方週末の報道姿勢にエールを送ったが、東方今報のウェブサイトは11日付紙面の画像だけが閲覧できなくなっている。
一昨年の高速鉄道事故で独自報道が注目された経済観察報は最新号の論評で南方週末問題を念頭に「新年早々に寒波が南方を襲い、激しい論争を巻き起こした」と書き起こし、当局による言論介入を遠回しに批判した。
湖南省の日刊紙、瀟湘晨報は9日、当局の意向に沿った環球時報の社説を転載した同じページに殺虫サービスの自社広告を掲載。害虫に向けて殺虫剤を吹き付ける大きなイラストは当局の妨害を皮肉ったとインターネット上で話題になった。