6/23はまるまる1コマをディスカッションでした。
湯浅誠『反貧困』(岩波新書、2008年)を全員読んできて、それをもとに議論しました。
この本は日本の貧困問題と反貧困活動の実態がわかりやすくまとめられていて、しかも簡単に読めます。貧困問題の入門書としてかなりオススメです。(因みに、著者の湯浅さんは派遣村の村長をされた方です)
2グループに分かれて、それそれの班でスタッフが司会進行をします。
まずゼミ生から各章の要約の発表があり、その後ディスカッション。
まず、「日本は戦後ずっと企業中心の社会だった」という認識を前提として共有しました。内容としては、何故生活保護の捕捉率(本来受給すべき年収の世帯のうち実際に受給している割合)は低いのか、貧困の世代間連鎖の問題、雇用の流動化についてなど多岐にわたりました。
議論が盛り上がり、スタッフにとっても勉強になりました。
(文責:上野)