今日もご訪問どうもありがとうございます。
今日の青空
上を向いて撮影しました。
青い空、その向こうへいる子供たちはどうしているのかと。。
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26年前の1月17日、
あの朝を忘れません・・
コロナの影響で、慰霊行事も規模を縮小して行われたことが伝えられました。
あの朝の恐怖は今も覚えています。
震災の翌年・・・・ねねちゃんと名付けたシェパードとシバのミックスのとても賢い子を、原因不明の病気で亡くしました。震災直後に、ストレスで円形脱毛症になってしまったぐらいでしたが、翌年、体調を崩し帰らなぬ子となりました。
原因不明、と申したのは、かかりつけの獣医師が最後の最後まで、大丈夫、ストレスによる下痢だから・・といい続け、他の獣医師に見せた時は手遅れでした。
すべて、私の責任です。なぜ、その先生を最後まで信じたのか?女性で優しかったから? ねねちゃんが怖がらなかったから?そんな単純な理由で、獣医の仕事をできない人に大切な命を任せてしまった罪悪感と、結果的に死なせてしまった罪悪感、ふたつの罪悪感に長い間苦しみました。今も苦しんでいます。
今でも、原因を知りたい。せめて何が悪かったのか?
おそらく、生涯、自分に問い続けるのだろうと思います。
1月17日が来るたびに改めて思い出します。そして、謝罪します。
ねねちゃん、ごめんね。そちらに行くまで待っててね。と。
そんなこともあり、この震災は自分にとっても、忘れてはならない出来事でした。
犬を飼うという表現は大嫌いです。 飼育してはいない、犬は心の支え、家族、相棒、そして、分身。 だからです。自分にとって。
犬はどれだけのプライスレスのものを与えてくれるのか?残してくれるのか?それに対して、果たして人間は応えているのか?犬は人生の師でもあります。
老犬介護を通してお知り合いになった、えみさんのお子さん、てっちゃんが亡くなりました。 お辛い時なのに、何もしたくない時なのに、てっちゃんの命の記録をブログに上げてくださいました。 どうお礼を申し上げたらいいのかわかりません。そして、どうお慰めしたらいいのかもわかりません。
えみさんは、てっちゃんを助けてあげられなかったことについて、大変お嘆きで、そして、自分を責めておられます。
そのお気持ちは痛いほどわかります。 自分より後に生まれて、自分より先に旅立っていった子たち、送る度に同じ思いがこみ上げます。
どうして助けてあげられなかったのか?と。
今回、てっちゃんは、脳梗塞という大きな病気になってしまい、それでもけなげに、生きようと頑張ってきてくれました。
本当によく頑張っていたこと、痛いほどに感じます。お母さんも、おそらく、ほとんど寝ずの看病だったことでしょう。どうしたら、少しでも食べてくれるのか?この子を助けてあげられるのか?自問自答しながら苦しみながらの看病だったことでしょう。
そして、容態も落ち着いてきたと思えたこの頃だったのに、突然の悪化。信じられないような出来事でした。
昨年末には手作りハーネスで、小走りもできたのに。
一体なぜ?と自問を来る返しておられることでしょう。お気持ちが痛いほどわかります。
ブログを始めてからのお付き合いなので、決して長い間ではないけれど、貴重な時間をシェアしていただいた感謝でいっぱいです。そして、何よりも、介護を通しての同志のように感じていました。
てっちゃんが、あの愛くるしい笑顔がもう見られないなんて、辛くてたまりません。
今は、えみさんに、かける言葉も見つかりません。
お友達が旅立ってしまう悲しみに、ご家族の心の痛みを励ます言葉は見つかりません。
ただ、私が見送る度にしていたこと。それは、悲しみを我慢しなかったこと。悲しみに沈みこんで涙も枯れるほど泣いたこと。自分を責め続けたこと。
そうすることで、悲しみを少しずつ克服して、良い思い出を先に思い出せるようになったと思います。
その時間は、人により違います。半年、1年、20年かかった方もおられます。悲しみを計るメジャーはないから。
元気を出してなんて、言えません。悲しみは自然に去るまで待たなくてはならない代物だと思っています。
えみさんに申し上げられることはひとつだけ。
泣いて泣いて泣いて、涙が枯れても泣いて、そして、涙が少し渇く日がきたら、また、てっちゃんの思い出を話してください。
昨日は、てっちゃんの旅立ちに際して、震災の慰霊の灯りが、行く道を照らしてくれたのではないだろうかと。
そう思うのです。
震災の慰霊の灯りを見るたびに、これから思い出すでしょう。
ねねちゃんと、そして、笑顔のてっちゃんと。
ふたりとも賢く愛らしく、そして、果敢に病気と最後まで戦った。生きるために戦った。それを忘れないでしょう。
楽ちゃんも、今日も生きるために戦いました。これからも見守ってください。
青い空の向こうから。
ありがとう、心をくれた子供たち
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
明日も世界中のおじいちゃん・おばあちゃんわんにゃんとご家族が元気で過ごせますように。