冬の駅から#11 2021年05月05日 | 焼き芋みたいなショートエッセイ 焼き芋みたいなエッセイ・シリーズ (47)冬の駅から #11忘れられない試合がある。その大会の3回戦だった。創部以来バスケ部は、まだ一度も3回戦を突破した事がなかったので皆緊張していた。「今年こそ、俺達の手で歴史を変えるぞ!」円陣を組み、普段はどちらかというと温厚で物静かな性格の主将が叫んだ。「ファイト!」皆も勢いよく声をあげた。試合はシーソーゲームのように2転3転した。そして同点のま . . . 本文を読む