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冬の駅から#12

2021年05月10日 | 焼き芋みたいなショートエッセイ
焼き芋みたいなエッセイ・シリーズ  (47)冬の駅から #12床に座り込んでシューズを履き直しながら苦笑するデンスケの顔が遠のき、体育館はいつの間にか、さっきまでの駅の待合室に変わっていた。我に返ると、デンスケ達はストーブを囲み何やら談笑している。駅長室に目をやると、駅長は奥の机で何やら書類にペンを走らせていた。あの様子だと電車はまだしばらく来なさそうだ。僕はあらためて皆の顔を眺めた。あ . . . 本文を読む