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焼き芋みたいな
エッセイ・シリーズ (49)
「1600Kmバイクひとり旅/3(秋田県大館市→岩手県盛岡市)」
[バイク旅4日目] 2016.7.29
AM8:00
秋田県大館市のホテルを出発。
今日からは、秋田~東京へと太平洋側をひたすら南下して行く旅に。
いつまでも続くのどかな秋田の田園地帯を、岩手へ向けて走り続けた。
初日の新潟からまとわりついていた雨雲は、ようやく離れて北海道へ向かったらしい。
こっちは今日も朝から晴れ間が出て、夏の景色が気持ち良い。
「今どこだろう」
岩手・八幡平(はちまんたい)
「あ、もう岩手に入ってたのか」
のどかだなあ
と、のんびり走り続けていると、10Km程も続く長いトンネルが現れた。
(ここのトンネルが凄かったんだわ)
地面が延々と斜めっていて、山水が入り込みトンネル内の路面はびしょびしょ。
水はけを良くする為か、路面には何本もの細かな溝が掘られていて、
バイクにとってはハンドルを持って行かれ易く、実にライダー泣かせなトンネルなのだった。
GaGagagagagagaga・・ガガガガガガ!
ハンドルとバイクが小刻みに揺れる音(これが延々と10Kmも続く)
ようやくのこと、この長い長いトンネルを抜けたと思ったら、
今度は「熊出没注意!」の電光掲示板がやたらと続く街道に出た。
「ここでもまた熊か」
逆光で見えないが「熊出没中!注意!」と。
5,6箇所出てたかな
途中で寄ったガソリン・スタンドの女性が、
「今年は岩手で1000件以上、目撃情報が出てるんですよ~。1000件ですよ~
この前も、このスタンドのすぐ前を親子で歩いてましたあ。怖かったですよ~
くれぐれも気をつけて下さいね~!」
と満面の笑顔で。
「分かりました!気をつけますっ!」
と僕も笑顔で答えたけれど、どう気をつけていいんだろかな。
バイクだから、クマが出てきたらとにかく乗って逃げればいいのか。むはは。
そしてここから「八幡平樹海ライン」に入って行く
「今年はあちこちで熊出没。けど、熊も餌探しで大変だよな」
「確かにここは危険な匂いがする。道路に出ていないでね」
後日、NHKニュースで、岩手・北上の民家に小熊が侵入したと伝えていたのを見て、
「あっ、あそこ辺りだ」と思った。実に素晴らしい景色の山間ルートだったよ。
PM12:00
八幡平樹海ラインを走り抜けて、盛岡市街に到着。
猛暑の盛岡市 思わず「ニトリの木陰」に避難 (^^;
この日、盛岡は暑かった。東北はまだ涼しいというイメージがどこかにあったけど、
いやはや、暑かった。逆に東京の方が気温は低かったようだ。
もう、日本列島の夏は全国どこもあっちっち~!になってしまったなぁ。
しかしいつまでも「ニトリの木陰」に退避もナンなので・・
ナビで見つけた近くの「御所湖」を訪ねてみた。
しばらくこの湖畔でひと涼み。
PM2:00
半ば熱中症気味で盛岡駅前に到着。
駅のすぐ近く、「ルートイン盛岡駅前」に涼を求めて早目のチェックイン。
入ると、ロビーは何組もの家族連れの宿泊客で混雑していた。
訊けば、翌日、盛岡で開催される「少年・少女全国空手大会」の参加者達だという。
横浜から車で来ていた親子としばし談笑。あの坊や、勝ったかな。
「ほいっ、今日はコレねっ!」
今回の旅で、初めてのBeerTime!
部屋に入るなり一気に飲み干しましたわにょ。
この日、あっという間に焼けた・・部分焼け。
しかしこの日は豪雨に打たれる事もなく、
初めてのんびり走れた一日でしたぞな、もしかしなくても。
ここでちょっとひと息つきまして、
今回のハードな旅を共にしてくれたアイテムたちを、
御紹介しますタイム。
アークテリクスのジャケット2枚 。
アークの物は長年愛用しているけど、今回の過酷な旅でも実に頼れる奴でした。ウインド・ブレーカー(ノースフェイス)
使い勝手がいい。天気の良かった石巻港ではずっと着用した。 やや小さ目のバックパック(ホグロフス)
ナビ×2(ユピテルYPB742)
ナビ用防水ケース
あの豪雨でも無敵だった優れモノ。一滴の雨の侵入も許さず。 ヘルメット用スピーカー
ヘルメットの内側に丸型スピーカーを直接装着するタイプ。
耳イヤホンと違い、周りの音を遮断しないのがイイ。
メットの中にナビ音声がきれいにステレオで聴こえて重宝しました。 いつものビデオカメラ
今回は雨が多くてほとんど出番なし。 愛用のPROTREX
ハードな旅にはコイツ。とにかくどんな時も安心。
<この日の走行ルート> 秋田県大館市→岩手県盛岡市:(走行距離97Km)
<次回>は岩手県盛岡市から宮城県古川へ。何て旅だっ!は続く。
星空Cafe、それじゃまた。
皆さん、お元気で!
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