AOR製AR3030を入手しました。
1994年ころに製造されたコンパクトなゼネカバ機です。
AORはそれまでは広帯域のスキャナーと呼ばれる機種を販売していました。
初期インプレはとにかく「音声が聴きとり易い」
後継機種AR7030よりも耳に馴染みます。
NRD345はAR3030のOEMという説もありましたが、単なる噂だけでしょう。
価格と機能が酷似していることに起因しているだけで、HF機に於いて技術力で遥かに上を行くJRCが
新参メーカーのAORのOEMを販売するとはとても考えられません。
さておき、R.New Zealand BBC KNLS etc 常連局を聴いてその素晴らしい音色に酔いしれています。
あと、フロントは淡い緑色が綺麗でエメラルドグリーンのようです。
色彩的にもとても素晴らしい。
JRCの黒色の受信機群の中にポツンと光る宝石のようです。
リラックスしながら受信できます。
数カ月前に横浜の海上保安資料館で展示品を見て気になっていた、1980年代中盤の受信機IC-R71が新たにシャックに加わりました。
やや感度が落ちている(特にSSB)印象ではあるものの、付属している機能はほぼ動作します。
同年代の受信機R-5000,FRG-8800と似たような機能・性能を持っています。選択度はWide,Narrowの二つ、ノッチ、ノイズブランカー
AGCはFast,Slowの二種類、周波数ステップは100Hzなど。
この機種は前期モデルにはPBTがありましたが、入手した個体は中期以降の製品らしく付属していませんでした。
使用してみての初期インプレ・不具合は・・・。
①SSB.Narrowでは音が籠ってやや聴きにくいことが多いものの、AM.Wideで聴く際ではまずまずの了解度です。
フィルターの劣化が考えられます。DXには厳しいですが常連局を聴くには問題なさそうです。
②電源を入れて音声が出るまで少し時間がかかる。
取り立てて気にならないので放置しておきます。
③シグナルメーターが針でレトロな雰囲気。周波数表示は青色の蛍光管で目にやさしい。
総じて40年近く前の製造のリグとしては状態は良いと思います。
二年前にヤフオクで落札したNRD525(メンテナンス品)と比較すれば状態は落ちますが、価格相応ということで納得しています。
時々火を入れてレトロな雰囲気を味わうことにします。