各種機能が多く、多機能なNRD545の操作にようやく慣れてきました。プロ仕様のNRD630に比べ至れり尽せりの使用感があります。なぜ、これ程の多機能を詰め込んだのかという素朴な疑問を持ちつつ1ヶ月間使い込んでみると少しつづ理解できてきたようなこの頃です。使用用途の違い、いわゆるシビアなマニアが行うアマチュアDXと人命がかかっているプロ無線通信の違いです。じっくりとワッチを行い極限の感度・混信除去を求めるのがアマチュアDX。瞬時に無線通信を傍受し聴きとりが求められる業務用無線通信。との違いでしょうか。NRD630はNRD545に較べて驚く程つまみが少なく設計されています。メインダイアル・チャンネルダイアルを除くとNRD630は4つ、NRD545は8つとなっておりこのつまみが少ない分、機能も少なくなっています。NRD545に存在してNRD630にない機能は、Noise Reduction,Beet Canceler,Tone,Notch,BWC。またAGCはNRD545は可変、NRD630ではslow,fastのみ。Noise Blanker もNRD545は可変、NRD630ではOn,Offスイッチしかありません。にもかかわらず、聴こえ方はNRD630の方が明瞭に聴こえることが多々あります。操作して面白いNRD545,シンプルにいつもトップギアのNRD630という印象です。