オリンピックの年、1964年。
東京でのオリンピックが決まり、あっという間に5年がたち東京は様変わりした。
さあ、オリンピックの年と思ったが国民はほとんど関心が無く日々の生活におわれていた。
6月は空梅雨で、8月には東京の水がめである小河内ダムは満水時の僅かに1・8%で、東京はついに12時間の断水になった。
まさに東京砂漠!オリンピックどころの騒ぎではなかった。
毎日毎日水を求めてそれはそれは大変であった。
しかし8月末に突然大雨が降り、東京砂漠は解消された。
この頃千住の有名な”お化け煙突”が取り壊され、佃大橋が開通し佃の渡し船も姿を消した。
9月になると聖火が沖縄に到着し、この時期まだ本土復帰されていなかった為本来は日の丸を振ることはできなかったのだが、オリンピックという事で特別に許されたと後に聞いた。
10月1日には新幹線開業となり、武道館の完成やホテルニューオータニなどが出来上がり、やっとオリンピックムードになり始めた。
徳川おてんば姫(東京キララ社)
東京でのオリンピックが決まり、あっという間に5年がたち東京は様変わりした。
さあ、オリンピックの年と思ったが国民はほとんど関心が無く日々の生活におわれていた。
6月は空梅雨で、8月には東京の水がめである小河内ダムは満水時の僅かに1・8%で、東京はついに12時間の断水になった。
まさに東京砂漠!オリンピックどころの騒ぎではなかった。
毎日毎日水を求めてそれはそれは大変であった。
しかし8月末に突然大雨が降り、東京砂漠は解消された。
この頃千住の有名な”お化け煙突”が取り壊され、佃大橋が開通し佃の渡し船も姿を消した。
9月になると聖火が沖縄に到着し、この時期まだ本土復帰されていなかった為本来は日の丸を振ることはできなかったのだが、オリンピックという事で特別に許されたと後に聞いた。
10月1日には新幹線開業となり、武道館の完成やホテルニューオータニなどが出来上がり、やっとオリンピックムードになり始めた。
徳川おてんば姫(東京キララ社)