※当ブログのシステム設定により、行途中でのスペースが意図したとおりに表示されないことがあります。英語の台詞や歌詞及び和訳ではおかしな表示が現れることになりますが、ご容赦ください。
(怪人に鼓舞・激励されるかのようにクリスティーンは発声練習をし、最高音に達する。怪人はパイプオルガンを演奏しながら自分の気持ちを激しく吐露し始める。)
####################
"INTRO TO THE MUSIC OF THE NIGHT"
PHANTOM:(怪人)
I have brought you to the seat of sweet music's throne... お前を甘美なる音楽の王座へと連れてきた
To this kingdom where all must pay homage to music... music... 全てのものが音楽へ敬意を払わなばならないこの王国へと
(怪人はオルガンから手を放し、クリスティーンを指さし・・・)
You have come here, for one purpose, and one alone... お前はここに、一つの目的のため一人でやってきた
Since the moment I first heard you sing, 初めてお前が歌うのを聞いてから
I have needed you with me, to serve me to sing, for my music, my music
私はお前が私の傍で、私に仕え、私の音楽のために歌うのを必要としていた
####################
(ここで、怪人の口調が激しいものから説明するような、あるいは説得するようなものに変化する。)
####################
"THE MUSIC OF THE NIGHT"
PHANTOM:(怪人)
Night-time sharpens, heightens each sensation… 夜はそれぞれの感覚を研ぎ澄まし高める
Darkness stirs and wakes imagination... 闇が想像をかき回し目覚めさせる
Silently the senses abandon their defences... 静かに感覚は防御を捨てる
Slowly, gently night unfurls its splendour... ゆっくりと優しく夜はその素晴らしさを広げる
(怪人はオルガンから離れ、クリスティーに近づく。)
Grasp it, Sense it - tremulous and tender... 優しく震えるそれを掴み、それを感じるのだ
Turn your face away from the garish light of day, けばけばしい昼の光から顔を背け
Turn your thoughts away from cold, unfeeling light, 冷たく感覚のない光から思いを遠ざけ
And listen to the music of the night... そして夜の音楽に耳を傾けるのだ
Close your eyes and surrender to your darkest dreams! 目を閉じ、暗闇にある夢に身を委ねるのだ
Purge your thoughts of the life you knew before! これまでの世界に対する思いを清めるのだ
Close your eyes, let your spirit start to soar! 目を閉じ、魂を高く舞い上がらせるのだ
And you'll live as you've never lived before". そうすれば永遠の命を持つだろう
Softly, deftly, music shall surround you... そっと、そして巧みに音楽はお前を囲む
Feel it, hear it, closing in around you... それを感じ、それを聞き、自分の周りに閉じ込めるのだ
Open up your mind, let your fantasies unwind in this darkness 心を開き、この闇の中で空想を解き放つのだ
Which you know you cannot fight – その闇は抗うことのできない
The darkness of the music of the night... 夜の音楽の闇なのだ
(クリスティーンは怪人の説得を聞きながらも、仮面の下にある素顔が気になり、それを取ろうとするが怪人にかわされる。怪人は更に自分の音楽に対する、そしてクリスティーンに対する思いを語り続ける。)
Let your mind start a journey through a strange, new world! お前の心を不思議で新しい世界へ旅立たせるのだ
Leave all thoughts of the world you knew before! 以前いた世界への思いを全て手放し
Let your soul take you where you long to be! お前の魂がいたいと思ってきた場所へと行かせるのだ
Only then can you belong to me... そうすることでお前は私のものになる
(怪人はクリスティーンの後ろから彼女の左肩越しに前の方へと左腕を伸ばし、半ば気を失いかけているクリスティーンの頭を抱くような恰好になる。クリスティーンは目を閉じ、頭を怪人の左肩に預ける。怪人はなおも語り続ける。)
Floating, falling, sweet intoxication! 浮いたり、沈んだり、甘美な陶酔
Touch me, trust me, savour each sensation! 私に触れ、私を信じ、それぞれの感覚を味わうのだ
(クリスティーンは頭を怪人の左肩に預けながら無意識のうちに右手を仮面へと伸ばすが、怪人は彼女の手首をつかみ仮面を外させまいとする。この動きがあってクリスティーンは目を開けた状態になる。怪人はクリスティーンの手を取りながらなおも彼女への説得を続ける。)
Let the dream begin, let your darker side give in 夢を始めさせ、お前の影の部分を降伏させるのだ
To the power of the music that I write – 私が書く音楽の力へと
The power of the music of the night... 夜の音楽の力へと
(クリスティーンは怪人の手に促されるように顔を遠くへと向け夢見るような表情を見せる。怪人が後ろから彼女の左側に回り込み、右手で彼女の左腕を掴むとクリスティーンは気を失い倒れ掛かる。怪人は彼女を抱きかかえボートへと運びそこに寝せる。そして舞台の中央で最後の一人語りをする。)
You alone can make my song take flight お前だけが私の歌を飛び立たせることができるのだ
- help me make the music of the night... 夜の音楽を作る助けとなってほしい
####################
怪人を照らしているスポットライトがフェードアウトし、舞台は燭台の光だけが見える状態になって第5場の終了。クリスティーンはボートで寝ている状態のまま、怪人はオルガンの位置へと移動することで第6場へと続く。
※ハー・マジェスティー劇場等で行われる公演では、クリスティーンが気を失う場面は次のようになっている。
"THE MUSIC OF THE NIGHT" の最終部分で怪人は次のことばを語りながら、クリスティーンをパイプオルガンの反対側(下手側)にあるダストカバーの掛かった鏡の前へとゆっくり連れて行く。
Let the dream begin, let your darker side give in 夢を始めさせ、お前の影の部分を降伏させるのだ
To the power of the music that I write – 私が書く音楽の力へと
The power of the music of the night... 夜の音楽の力へと
ここで、怪人はダストカバーを外す。すると鏡の中にはウェディングドレスを着たクリスティーン(もちろん別な人物が演じている)が現れる。クリスティーンが鏡に近づくと、鏡の中の人物が突然両手を差し延べ、クリスティーンは驚いて気を失う。
※このような演出で、どのような形でクリスティーンを自分のものにするかという怪人の願望が我々聴衆にはっきりと示される。
※また、怪人が歌う "THE MUSIC OF THE NIGHT" には別な歌詞がある(次の下線部が25周年記念公演とは違う部分)。
Slowly, gently, night unfurls its splendour
Grasp it, sense it, tremulous and tender
Hearing is believing, music is deceiving
Hard as lightning, soft as candle light
Dare you trust the music of the night
Close your eyes for your eyes will only tell the truth
And the truth isn't what you want to see
In the dark it is easy to pretend
That the truth is what it ought to be
Softly, deftly, music shall caress you
Hear it, feel it, secretly possess you
Open up you mind, let your fantasies unwind
In this darkness which you know you cannot fight
The darkness of the music of the night
Close your eyes, start a journey
Through a strange, new world
Leave all thoughts of the world you knew before
Cloe your eyes and let music set you free
Only the can you belong to me
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます