はじめましての作家さん、吉田修一さんの作品を続けて読みました。最初に読んだのが『7月24日通り』で、2冊目が『パーク・ライフ』です。ここのところボリュームのある単行本を読んでいたせいか、この2作品はサラ~ッと読み通してしまえました。
そして感想ですが、久々の「もやもや」です。どちらの作品(『パーク・ライフ』は2作品収録)も読後に「で?」と思ってしまいました。おいてけぼりを食らったような読後感でした。
恩田陸さんのときに感じた「もやもや」と違うのは、物語のその後を想像することができないところです。文章はとてもシンプルでわかりやすいし、理解に苦しむような登場人物(常識はずれな人はいるけれど)は出てこないんだけど、「だから何?」ってなってしまいました。本を読むときの楽しみであるはずの、受け取るべきメッセージのようなものが、感じられなかったのです。
ひょっとしたら、チョイスした本がマズかったのかもしれないと考えたので、さらにもう1冊手に入れたのですが、これを読むのはしばらく経ってからにしようと思います。彼とはちょっと冷却期間を置いた方が良いかもしれないと思ったので…。
読書メモとして…
イケメンな弟を持つ地味なOLの本田小百合は、港が見える自分の住む町をリスボンに見立て、通勤路を「7月24日通り」、利用してるバス停を「ジェロニモス修道院前」などと言い換えて愉しんでいる。同じような日々を過ごしている中、高校時代の同窓会の知らせが届き…。(『7月24日通り』)
地下鉄の中で話しかけるような形になってしまった女性と、昼休みの日比谷公園で会うようになってからの「ぼく」の日常。(『パーク・ライフ』)
そして感想ですが、久々の「もやもや」です。どちらの作品(『パーク・ライフ』は2作品収録)も読後に「で?」と思ってしまいました。おいてけぼりを食らったような読後感でした。
恩田陸さんのときに感じた「もやもや」と違うのは、物語のその後を想像することができないところです。文章はとてもシンプルでわかりやすいし、理解に苦しむような登場人物(常識はずれな人はいるけれど)は出てこないんだけど、「だから何?」ってなってしまいました。本を読むときの楽しみであるはずの、受け取るべきメッセージのようなものが、感じられなかったのです。
ひょっとしたら、チョイスした本がマズかったのかもしれないと考えたので、さらにもう1冊手に入れたのですが、これを読むのはしばらく経ってからにしようと思います。彼とはちょっと冷却期間を置いた方が良いかもしれないと思ったので…。
読書メモとして…
イケメンな弟を持つ地味なOLの本田小百合は、港が見える自分の住む町をリスボンに見立て、通勤路を「7月24日通り」、利用してるバス停を「ジェロニモス修道院前」などと言い換えて愉しんでいる。同じような日々を過ごしている中、高校時代の同窓会の知らせが届き…。(『7月24日通り』)
地下鉄の中で話しかけるような形になってしまった女性と、昼休みの日比谷公園で会うようになってからの「ぼく」の日常。(『パーク・ライフ』)
わかりますよぉ。
そのもやもや感。
私が最初に読んだのも、芥川賞の「パークライフ」でした。
そして、で?という気持ちになりました^^;
(芥川賞の作品には、私はいつもそんな気持ちにさせられます。)
「最後の息子」はどうでしょうか?ちょっとはスカッと感が味わえたような気がします。
「これは素敵な作品!」って思ったのは、先日読んだ三浦しをんさんの『まほろ~』くらいですかね~。
吉田修一さんの3冊目として購入したのは、実は『最期の息子』でした。
skyさんのお墨付きであれば安心できます。ありがとうございました。