この少年は、きっと「思う自分」のつらさにしか目が行かなかったんだろう。
相手の気持ち、相手の幸せ、相手の人生。
そこに何一つ思いが寄らなかったのだろう。
でなければ、こんな凶行に至れるわけがない。
「相手に思われない自分」が、そんなに惨めだったのかな。
「あなたの幸せ」を喜ぶことができなかったのかな。
自分をもっと磨こうとは思わなかったのかな。
すべては手遅れになってしまった。
ある女性の実り多かったであろう人生は、永遠に閉ざされてしまった。
悲しいね。
有り余る苦しさであっても、誰かのせいにしてやり過ごすことなんてできないのに。
誰かを好きになったら、そこから派生する苦しみや悲しみも含めて、引き受けなくちゃいけないのに。
「いいとこ取り」の恋愛なんて、できるわけがないのに。
偶然の出会いの中から、奇跡のような恋愛は始まる。
分かち合える喜び。
手を繋いだときの暖かさ。
あなたの笑顔。
何億分の一という偶然の中で生まれた繋がりに、
あなたを好きでいられることに、
あなたが好きでいてくれることに、
ささやかな祈りと感謝を捧げよう。
「ラジコンのおもちゃではない」あなたを、人として愛していこう。
思い上がりではなく、思いやりをもって。
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