ケータイでお読みの方はリンク先が見られないと思うので、
重要部分のみ引用します。
>「ピック病」と呼ばれる認知症になった公務員らが、
>症状の一つである万引きをして社会的地位を失うケースが相次いでいる。
>脳の前頭葉の萎縮(いしゅく)で
>感情の抑制を失って事件を起こしてしまうためで、
>犯行時の記憶がないのが特徴だ。
>しかし、正確に病気を診断できる医療機関は少なく、
>厚生労働省の若年認知症の研究班も、
>初めてピック病の実態調査に乗り出した。
万引きは「軽犯罪」と定義されているものの、
小売店にしてみれば、「塵も積もれば山となる」の言葉どおり、
商売の死活問題になりうる「重犯罪」です。
ただし、金銭的補償や再犯防止がきちんと行われるのであれば、
必ずしも「取り返しの付かない問題」とはならないように思えます。
認知症というきわめてありふれた病気が原因となって、
本人の意図しない形で万引きが行われていたとしたら、
社会的地位と経済的基盤をすべて失うという制裁は、
あまりに酷ではないでしょうか。
ピック病の認定における難易度はどうなのか、
(病気の偽装をどうやって見抜くのか)という点については、
この記事では触れられていません。
ただ、このような可能性があるということを、
僕らは知っておくべきではないでしょうか。
前述のとおり、認知症はありふれた病気です。
僕らがいつかかってもおかしくはないのです。
エゴイスティックな言い方をするならば、
「自分がそう扱われない」ように、
他者への接し方を変えていく必要があると思うのです。
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